米Googleは10月6日、新製品発表イベント「Made by Google '22」にて、同社初の純正スマートウォッチ「Pixel Watch」を正式発表した。
国内価格は、Wi-Fiモデルが39,800円、4G LTE+Wi-Fiモデルが47,800円。Googleストアですでに予約を開始しており、2022年10月7日0時時点では「10月13日~10月14日に配達予定」となっている。
Pixel WatchはGoogle初のスマートウォッチで、2021年に買収したFitbitの健康管理・フィットネス機能を取り入れつつ、GoogleマップやGoogle PayといったGoogleのサービスも利用できる製品だ。
日本でも2022年秋の投入が予告されていたが、今回の「Made by Google '22」で具体的な機能や仕様、価格などが明らかにされた。
搭載OSはWear OS 3.5。Googleの機能を組み込んでおり、Gmailアカウントと連携してメールやカレンダーの予定などを表示できる。また、Googleマップの地図表示・ナビゲーションやGoogleアシスタントによる音声操作(本体にマイクを内蔵)、決済サービスGoogle Payなどを利用できる。
NFC/FeliCaを内蔵し、Suicaの対応は明記されていないが、SuicaをPixel Watchで表示した写真が国内向け製品ページで紹介されている。
健康・フィットネス関連機能では、心拍計測、フィットネススコア、睡眠スコア&管理、1日の活動量記録などが可能。エクササイズは40種類以上のスポーツに対応し、5ATMの防水性能を備える。本体を購入すると、Fitbitの有料サービス「Fitbit Premium」が6カ月間無料で利用でき、健康・フィットネスデータの高度な分析を確認できる。
このほか、転倒を検出する機能や、簡単に緊急連絡先や緊急通報番号に通知する機能も搭載。転倒検出機能は2022年冬にリリース予定となる。
本体はベゼルを感じさせないドーム形状のガラスと円形AMOLEDディスプレイ(320ppi)を搭載し、常時表示も可能。側面には大型のりゅうずやサイドボタンを備える。チップはExynos 9110 SoCで、メモリ・ストレージは32GB eMMC、2GB RAMを内蔵する。
ケースカラーはブラック(Matte Black)、シルバー(Polished Silver)、ゴールド(Champagne Gold)の3色。バンドは標準でアクティブバンド(大小2種類)が付属するが、別カラーのアクティブバンド、ストレッチバンド、ウーブンバンド、クラフトレザーバンド、ツートーンレザーバンドなども別途購入できる。今後、メタルバンドも登場する予定だ。
本体サイズは直径41×高さ12.3mm、重さは36g(バンド除く)。通信はBluetooth 5.0、Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)。搭載センサーはコンパス/高度計/血中酸素/多目的電気センサー/光学式心拍数センサー/加速度/ジャイロ/周囲光。
4G LTEモデルは、日本ではKDDIとソフトバンクの2社の通信に対応する。Pixel Watch対応デバイスは、Google Pixelシリーズおよび、Android 8.0以降を搭載したスマートフォン。
バッテリー容量(294mAh)。付属の充電器は5W出力で、別途USB-C PD対応アダプターが必要だ。バッテリー駆動時間は1回の充電で最大24時間。バッテリーの消耗を抑える「バッテリー セーバー」や「おやすみ時間モード」などを用意する。
なお、本体には位置情報機能(GPS/GLONASS/北斗/ガリレオ)も内蔵するが、位置情報利用時の駆動時間は8~10時間がめやすとなる。