白米などの精製穀物を多く摂取すると、早発性冠動脈疾患、いわゆる心臓病のリスクが増加するという驚きの研究結果が報告された。イランのイスファハン医学大学の研究チームが調査を行った。

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    日本人にとって驚きの研究結果だろう

早発性冠動脈疾患は、男性で55歳以下、女性で65歳以下で心筋梗塞などの冠動脈疾患を発症することを指す。

同研究チームが調査したのは、穀物と心臓病リスクの関連についてだ。調査は、男性60歳以下、女性70歳以下で冠動脈造影検査を受けた2,099人を募集。結果的に集まった冠動脈疾患患者1,369人と、冠動脈が正常な1,168人対象に実施した。

参加者には、食事評価をするために食物摂取頻度調査票を配布。食事行動を評価し、心臓病の診断歴のない対象者における全粒粉および、精製穀物の摂取と早発性冠動脈疾患(PCAD)リスクとの関連を評価した。

結果として、白米などの精製穀物を多く摂取すると、心臓病リスクの増加と関連することが明らかとなった。逆に、全粒粉の摂取は心臓病リスクの低減につながることも分かった。

同研究チームのムハンマド・アミン・カジャヴィ・ガスカレイ氏は、「精製穀物を多く含む食事は、糖分や油を多く含む食事と同じことだと考えられる」と指摘している。また、「全粒粉を摂取するメリットを人々に奨励し教育する方法を見つける必要がある」としている。

精製穀物は、精製の過程において、重要な栄養素が失われるだけでなく、繊維も取り除かれる。そのため、消化吸収が他の食物よりも早く、血糖値が急激に上昇し、血管を傷つけてしまう。そこで、心臓病のリスクを減らすために、野菜や果物、豆類、全粒粉、魚の摂取に重点を置いた食事が推奨されている。

ネット上では「白米も小麦粉もジャンクフードと同等か」「日本住んでたけど毎日白米だったよ・・日本人おわた・・・!」と悲観する声がある一方、「世界最高寿命の日本人にケンカ売ってんのか?w」「じゃあなんで日本は長寿で有名なんですかね?」など疑問の声も寄せられた。