USB技術の進歩と普及のための非営利団体「USB Implementers Forum(USB-IF)」は、米国時間9月30日に、USB-IFが承認したUSBデバイスに付与するパフォーマスロゴの改訂版を公開した。消費者が何を買ったかをわかりやすくする狙いがあるようだ。

  • USBの速度が一目でわかる新ロゴに、ネット「誰だよUSB4 v2.0なんて名称決めた奴」

    これなら少しはわかりやすそうだ

  • 充電器用のロゴもある

  • 最大転送速度を表記することで、わかりやすい

同団体は今回、USBの新しいロゴとして、具体的な最大転送速度を大きく表記した特徴的なデザインを採用した。例えば、USB4に対応するロゴは、USB 40Gbps、USB 3.2 Gen 2x2に対応するロゴは、USB 20Gbpsといった具合だ。最大転送速度を書いてくれるだけでも、少しはわかりやすくなりそうだ。

USBは、USB 3.xが登場した頃から複雑でわかりにくくなった。「USB 3.0」が2008年に、「USB 3.1」が2013年に、「USB 3.2」が2017年に登場したが、それぞれの規格が登場するたびに、USBの名前を付け直していた。つまり「USB 3.1」が登場した際は、「USB 3.0」が「USB 3.1 Gen 1」という表記になるわけだ。そうすると例えば、規格の全く同じUSBにも関わらずそれぞれのメーカーで「USB 3.1 Gen 2」と表記していたり、「USB 3.2 Gen 2」と表記していたりし、どのケーブルが、どれに対応しているかがわからなくなるのだ。

今回のロゴ改訂で、少しでも混乱が解消されることを期待したいが、このロゴは団体が「推奨」しているものであり、義務ではないため、USB機器を作っているメーカーにどの程度浸透するかが鍵となりそうだ。

ネット上では「全くその通り過ぎてもうねぇ…。誰だよUSB4 Version 2.0なんて頭の悪い名称決めた奴は。」「これだよ。これ。これで分かりやすくなるじゃんね。」「なるほど、これは確かに多少は分かりやすくなると思う。」などの声が寄せられた。