iPhone 14シリーズには、自動車事故を検出して、緊急通信サービスにつないでくれる新機能「衝突事故検出」が搭載されている。その新機能が正常に作動するかを、海外YouTuberのTechRaxが実際自動車をぶつけて検証し、注目を集めている。
実際にぶつけてみましたってあんた
TechRaxは、ウクライナ出身の人気YouTuber。主に、スマートフォンなどのデバイスを用いて、安定性を判断するストレステストや落下テストを行うために、意図的にデバイスを破壊したり、損傷させたりする実験動画を投稿している。記事執筆時点では、チャンネル登録者数は761万人を超えている。
「衝突事故検出」は、iPhone 14シリーズと、Apple Watch（Series8/SE/Ultra）に搭載された新機能だ。自動車の衝突する衝撃や、速度の変化だけでなく、気圧の変化や音声などを総合的に処理し、衝突事故（正面衝突、側面衝突、追突、横転など）を検知する。衝突事故が検知されると、デバイスは警告音とともに、「緊急電話」スライダの画面を表示し、デバイスからすぐに緊急通報サービスに電話することができる。もし反応がない場合でも、20秒後にデバイスが自動的に緊急通報サービスに繋げてくれるという仕組みとなっている。
その新機能が正常に作動するのかを実験したYouTube動画が、「Does the iPhone 14 Pro Crash Detection Actually Work? - Car Accident Experiment（iPhone14 proの衝突事故検出は、実際機能するのか？）」だ。動画内では、遠隔操作で動く仕掛けを施した自動車を用意し、助手席の後部ヘッドレストにiPhone 14 proを固定して実験を行っている。初めの衝突事故では、ウインカーにヒビが入る程度の小さな事故を再現した。すると衝突から10秒程度遅れて、iPhoneは警告音を発し、緊急通報サービスにつながる画面が表示されていることが確認できる。今度は、高速で走らせ、エアバックが開き、ボンネットが曲がるほどの激しい衝突事故を再現。こちらでも、緊急通信サービスにつながる画面が表示されていることが確認できる。iPhoneの新機能「衝突事故検出」は、しっかりと衝突事故を検知し、正常に作動するようだ。こちらの動画は、記事執筆時点で、82万回以上も再生されている。
ネット上では「何事も自分の目で確かめないと信用できないもんなｗ」「実際に試す人いるだろうなーとは思ってた」「これスマホを直接床に叩たきつけたらどうなんの?事故の衝撃と、スマホに直接加わった衝撃ちゃんと区別できるんか?」などの声が寄せられた。
