東京ゲームショウ2022では、9月16日にインディーゲーム開発者のピッチコンテスト「センス・オブ・ワンダー ナイト 2022(SOWN2022)」を開催。ファイナリスト8組がプレゼンテーションに臨み、審査の結果、アワード受賞作品が決定した。

「センス・オブ・ワンダー ナイト(SOWN)」は、“見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もがはっと、自分の世界が何か変わるような感覚”=「センス・オブ・ワンダー」を引き起こすようなゲームのアイデアを発掘することを目的とし、インディーゲーム開発者に作品をプレゼンテーションする機会を提供する企画だ。東京ゲームショウに無料出展できる「インディーゲーム選考出展」の中から、審査委員会にて選出され、TGS2022では、応募総数583タイトルから選考された78タイトルが「選考出展」として出展。そこからさらに選出された8タイトルの開発者がファイナリストとしてSOWNに臨んだ。

最高賞にあたるAudience Award Grand Prixに選出されたのは、オランダからエントリーした『SCHiM』(ファイナリスト名:Extra Nice)。審査委員から、「誰もが子どものときに影から影へと飛び歩いた経験があると思うが、その懐かしさと、ゲームにしたアイデアの新しさを感じた。色数を抑えたアートディレクションもすばらしい」とのコメントが寄せられた。

  • 『SCHiM』は、スキムと呼ばれる存在を操作し、影から影へと飛び移っていくゲーム

Audience Award Semi-Grand Prixは、日本の『狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼』(リアス)が受賞。そのほか、“Best Technological Game Award” “Best Arts Award” “Best Experimental Game Award” “Best Game Design Award” “Best Presentation Award”が授与された。Audience Award GPの受賞者には賞金3,000USドル、各賞受賞者にはそれぞれ500USドルが提供される。

  • 『狐ト蛙ノ旅 アダシノ島のコトロ鬼』は、不思議な日本を舞台に描かれる探索型3Dアクションアドベンチャーゲーム。Copyright ©2022 Rias & room6 All Right Reserved.

【TGS2022】センス・オブ・ワンダーナイト 2022(SOWN2022)