ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、PlayStation 4(PS4)の最新システムソフトウェアVer. 10.00を9月7日に提供開始。細かな機能強化が行われるものの、アップデート後に一部のゲームタイトルで不具合が発生している模様だ(後述)。

  • PS4

    PlayStation 4(PS4)

Ver. 10.00のアップデート内容は以下の通り。

更新された主な機能

  • インターネットブラウザーのズーム機能が2種類に増加。オプションメニューから2種類のズームが使える
    • 「ズーム」は、Webページ上の要素の大きさを変えられ、それに合わせてページのレイアウトも変更。ページを左右にスクロールせずに全体を見られる
    • 「拡大鏡」は、レイアウトを変更せずにページ全体を拡大
  • ズーム機能の最大倍率が500%に

更新されたその他の機能

  • PS リモートプレイ / Remote Playで以下の変更を実施
    • PS Remote Playアプリで、PCとMacのキーボードがより使いやすく改良
    • 文字入力の際に表示されていたテキストボックスをなくして、キーボードでPlayStation 5やPS4の画面に直接入力可能に
    • キーボードを使って文字を入力する以外に、キーボード対応のゲームでゲーム内の操作も可能に

PS4アップデート後、一部のゲームで不具合発生

PS4システムソフトウェアVer. 10.00を適用した後、購入済みのダウンロードコンテンツ(DLC)が認識されない、あるいは消えている、という不具合に関するユーザーの書き込みが、Twitterを中心に散見される。

『ドラゴンクエストX』のTwitter公式アカウントも、PS4のシステムアップデートに起因する問題として「バージョン4以降のソフトが必要なコンテンツのプレイやフィールドへの移動ができないとの問い合わせを受けている」と9月8日にツイート。

対策として、SIEのサポートページに掲載されている「ライセンスの修復」、「データベースの再構築」の記事を参考に、PS4をセーフモードで起動し、「PS4:セーフモードのオプション」内の「データベースを再構築する」を実行するよう案内している。なお、この方法で対処しても問題が解消されない場合は、SIEへ問い合わせるよう呼びかけている。