ソニーは9月1日、5Gスマートフォンの新製品「Xperia 5 IV」を発表した。日本を含む国・地域で9月上旬以降の発売を予定しており、価格や発売日等の詳細は各通信キャリアから発表されるという。カラーはブラック/エクリュホワイト/グリーンの3色。
なお、マイナビニュースでは試作機によるファーストインプレッション記事も掲載している。そちらもあわせてお読みいただきたい。
「Xperia 5」シリーズは、最上位「Xperia 1」シリーズとミドルレンジモデル「Xperia 10」シリーズの間に位置するモデル。「Xperia 1」シリーズより画面サイズは小さいものの機能・性能は同等クラスで、“少しコンパクトなハイエンドスマートフォン”といった性格付けの機種となっている。
2021年発表の前モデル「Xperia 5 III」では4月にワールドワイドの製品発表が行われ、5カ月後の9月に国内発表が行われるというスケジュールだったが、今回はグローバル発表と日本国内向けの発表を兼ねる形となった。
「Xperia 5 IV」でも、SoCは「Xperia 1 IV」と同じSnapdragon 8 Gen 1を搭載。メインメモリは「Xperia 1 IV」の12GBに対して8GB、ストレージは「Xperia 1 IV」の256GBに対して128GB/256GBを設定しているが、十分に高い処理能力を期待できる。またディスプレイは前モデル「Xperia 5 III」からサイズ・解像度に変更はないが、輝度が約50%向上してリアルタイムHDRドライブに対応しており、より視認性・再現性の高い表示が可能となっている。
バッテリーの容量は前モデルの4,500mAhから5,000mAhに向上。30分で50%までの急速充電が可能で、ワイヤレスチャージにも対応した。
カメラ機能については、望遠カメラにおいて「Xperia 1 IV」の85-125mm相当光学ズーム、前モデル「Xperia 5 III」の70mm相当/105mm相当の切り替え式のいずれも採用せず、60mm相当で固定となる。超広角が22mm相当、広角が24mm相当というのは「Xperia 1 IV」および前モデルと同様だ。センサーはいずれも12メガピクセルで、120fpsの高速読み出しに対応するようになった。フロントカメラはセンサーをサイズを1/4インチから1/2.9インチに拡大し、解像度も8メガピクセルから12メガピクセルに向上。4K HDR撮影にも対応する。
サウンド面では、スピーカーユニットを専用エンクロージャーに収容。不要な振動の抑制と音圧向上を図った。ユニット自体もマグネット増強等でよりパワフルな駆動を実現している。
ゲーム関連の機能は、「Xperia 1 IV」と同様の機能に対応。ゲームプレイを快適に楽しめるだけでなく、ライブ配信への対応など配信者向けの機能も充実。視聴者のチャットのオーバーレイ表示、ストリーミング画面のレイアウト変更といった機能に対応する。
カラーは3色。デザイン面では、ラウンド形状だった側面を、角に丸みをもたせながらフラットにする微調整が行われている。
オプションのスタンド搭載カバーも引き続き用意。本体色と同様に3色展開となっている。
主な仕様は下記のとおり。
- カラー:ブラック、エクリュホワイト、グリーン
- CPU:Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1
- 内蔵メモリ:8GB
- ストレージ:128GB/256GB
- ディスプレイ:6.1インチ OLED フルHD+(リフレッシュレート120Hz)
- 通信方式:5G
- アウトカメラ:超広角12メガピクセル(16mm相当/1/2.5インチ/F2.2/120fps読み出し対応)+広角12メガピクセル(24mm相当/1/1.7インチ/F1.7/120fps読み出し対応)+望遠12メガピクセル(60mm相当/1/3.5インチ/F2.4/120fps読み出し対応)
- インカメラ:12メガピクセル(1/2.9インチ)
- バッテリ容量:5,000mAh(30分50%充電、ワイヤレスチャージ/おすそわけ充電対応)
- 防水/防塵:IP65/68
- サイズ/重さ:H156×W67×D8.2mm、172g