Fitbitは8月24日(米国時間)、スマートウォッチ「Sense 2」と「Versa 4」、健康管理トラッカー「Inspire 3」を発表した。
スマートウオッチの新製品はどちらもより薄く軽量になり、タッチ式だったボタンをVersa 2が備えていたような物理的なボタンに変更した。
Sense 2はFitbitのスマートウォッチのフラッグシップ製品だ。マルチパス光学式心拍数センサー、皮膚コンダクタンスを測定する電気センサー(cEDA)、心電図アプリと皮膚電気活動アプリに対応する多目的電気センサー、血中酸素ウェルネスモニタリング用の赤色および赤外線センサー、推定睡眠時皮膚温センサーなどを搭載。ECGアプリとPPGアルゴリズム(どちらもFDA認可およびCEマーク取得)を通じて、心拍変動や皮膚温度などの記録からストレス管理や心臓の健康状態の維持を支援する。Sense 2では、cEDAのアップデートによってストレス値の常時トラッキングが可能になった。
水深50mまでの耐水仕様。バッテリー動作時間は、一般的な使用で6日以上。1日分のバッテリーを12分間で充電できる高速充電に対応する。NFCを搭載し、Suicaをサポート。価格は32,800円で、有料サービス「Fitbit Premium」の6ヵ月のメンバーシップを含む。Fitbitのサイトで予約受け付けを開始しており、9月29日までに発送する。
Versa 4は、Sense 2と同じデザインで、cEDA、多目的電気センサー、推定睡眠時皮膚温センサーを搭載していない。主にフィットネスにスマートウォッチを利用するユーザーに適しており、40種類以上のエクササイズモード、リアルタイム統計、アクティブな心拍ゾーン、運動リマインダーなどで運動習慣をサポートする。
水深50mまでの耐水仕様、6日以上のバッテリー動作時間、Suica対応などはSense 2と同じ。価格は27,800円で、「Fitbit Premium」の6ヵ月のメンバーシップを含む。Fitbitのサイトで予約を受け付けており、9月29日までに発送する。
健康管理トラッカーのInspire 3は、モノクロだったOLEDディスプレイがカラータッチスクリーンになり、3軸加速度計、光学式心拍数モニターに加えて、赤色および赤外線センサーと環境光センサーを搭載する。血中酸素ウェルネスの測定や心拍変動の記録、高/低心拍数の通知などを利用できるようになった。
バッテリー動作時間は最大10日。水深50mまでの耐水仕様で、水泳にも利用できる。価格は12,800円。Fitbitのサイトで予約を受け付けている(9月15日までに発送)。