国土交通省は8月19日、2023年1月から始まる電子車検証の交付にともない、周知用Webサイト「電子車検証特設サイト」を開設した。

  • 2023年1月に車検証が電子化されることを受け、国土交通省が周知用Webサイト「電子車検証特設サイト」を開設

電子車検証特設サイトは、電子車検証についての情報を集約した解説サイト。自動車所有者・使用者や車検関連の事業者が、車検証の電子化に関する必要な情報を入手できるよう、イラストを交えて分かりやすく解説している。

主なコンテンツとして、「車検証閲覧アプリ」の提供、登録検査統合ポータル(仮称)の設置(2022年12月に開設予定)。国から委託を受けた民間車検場(指定自動車整備工場)が車検証の有効期間を更新できる「記録等事務代行サービス」などを用意している。

電子車検証は2023年(令和5年)1月から交付の予定で、従来の紙の車検証と大きさや様式が異なる。大きさは105×177.8mmとA6サイズとなった。券面には基礎的情報を記載し、ICタグに自動車検査証の有効期間、所有者の氏名、住所、使用者の住所、使用の本拠の位置などを記録する。これにより継続検査(指定整備)などでICタグの記録情報を変更する場合に、運輸支局などへの出頭が不要となる。ただし、券面記載事項の変更や新規登録などでは出頭が必要だ。

  • 車検証の電子化で、ドライバーにもメリットがもたらされる

  • 新しい紙の車検証はサイズが大幅に小さくなり、ICタグが内蔵される

「車検証閲覧アプリ」からは、ICタグに記録した情報をスマートフォンやPCなどから閲覧可能。情報をPDFファイルなどに出力することもできる。自動車検査証の有効期間の期限が迫ってきたときには、これを知らせる機能も搭載している。