パナソニックは8月23日、ワイヤレスモニター付テレビドアホン「どこでもドアホン VL-SWZ700」シリーズ2製品を発表した。モニター親機、カメラ玄関子機、ワイヤレスモニター子機各1台のセットで、発売は9月15日。

価格はオープン。ラインナップと推定市場価格は、IP54の防塵防水を備えたカメラ玄関子機とモニター親機・ワイヤレスモニター子機セット「VL-SWZ700KS」が107,000円前後。IP44の防塵防水を備えたカメラ玄関子機とモニター親機・ワイヤレスモニター子機セット「VL-SWZ700KF」が85,000円前後(いずれも工事費などは別途)。カメラ玄関子機以外は2製品とも同じ。

  • 左が「VL-SWZ700KS」、右が「VL-SWZ700KF」

地震や台風などの自然災害時に、気象警報や自然災害警戒情報、避難情報といった災害に関わる情報、鉄道の遅延情報などのインフラ情報を、モニター親機にリアルタイムで通知・表示する「安心アラート」を搭載したテレビドアホン。通知には、設置時に住まいの地域の「郵便番号」、近隣の「河川」や「火山」、日常利用する「鉄道」を設定する必要がある。

通知方法は通知音、お知らせランプ、画面上のポップアップ表示。安心アラート情報の通知レベルに応じて、通知音の種類・音量、画面表示の色やお知らせランプなどを変えて通知するため、緊急の度合いが把握しやすい。このほか、離れて暮らしている家族のスマートフォンにメールでアラート通知を送ることも可能だ。

カメラ玄関子機はいずれも、「カラーナイトビジョン」により夜間の視認性を向上させた高感度カメラを搭載。夜間でも暗部ノイズの発生を抑え、前機種(VL-SWH705/SVH705シリーズ)に比べ約2倍のセンサー感度を実現した。街灯がある夜間の住宅街程度の明るさ(0.5ルクス以上)であれば、カメラ玄関子機のLEDライトを点けずに、玄関周辺を明るく確認できるとする。

このほか、パナソニックのクラウドを介して各IoT家電を互いに連携させ、家電の動作終了や宅配便の「お届け予定通知」「ご不在通知」、ゴミの日や薬の時間といった個人的なスケジュールを家電が音声で知らせるサービス「音声プッシュ通知」に対応する。

モニター親機には、約7型のカラー液晶ディスプレイを採用。カメラ玄関子機は電源をモニター親機から供給し、最大画角は水平約170度、垂直約100度。防塵防水性能は「VL-SWZ700KS」がIP54、「VL-SWZ700KF」がIP44。

ワイヤレスモニター子機は、約2.7型のカラー液晶ディスプレイを装備。電源は専用ニッケル水素電池、充電時間は約10時間、使用時間はドアホン通話(スピーカーホン)が約1.5時間、外線通話(受話口での通話)が約5時間、待機時間は約100時間。使用可能距離は、モニター親機との見通し距離約100m。

本体サイズはモニター親機がW183.5×D210×H29mm、ワイヤレスモニター子機がW170×D52.5×H25.5mm、「VL-SWZ700KS」のカメラ玄関子機がW170×D119×H26.4mm(露出時)、「VL-SWZ700KF」がW131×D99×H26.5mm。