ソニーは、nasneなどの放送/録画番組をPCで再生したり、ダビング・編集もできるWindows用ソフト「PC TV Plus」を8月8日にVer.6.0へアップデートする。「ニコニコ実況」の閲覧機能が復活し、新たにチャプター点&盛り上がり区間を検出する番組解析機能が加わる。

  • PC TV Plus

PC TV Plusは、同一ネットワーク内のネットワークレコーダー「nasne」やBDレコーダーなどで受信した地上/BS/110度CSデジタル放送をパソコンでライブ視聴したり、録画番組のダビング/検索/再生が行えるソフトで、対応OSはWindows 8.1/10/11。14日間の無償体験版も用意する。

Ver.6.0へアップデートにあわせて、新規購入時の価格の改定を8月8日に行う。新価格は以下の通り。すでにライセンスを所有している人は無料でVer.6.0にアップデートできる。

  • PC1台用:4,400円(旧価格:3,300円)
  • PC2台用:7,700円(旧価格:5,940円)
  • PC3台用:9,900円(旧価格:7,920円)

さらに、PC TV Plusの機能を絞り込み、放送波のライブ視聴や録画番組の再生、基本的な書き出しなどベーシックな機能が利用できる新ソフト「PC TV Lite」を同日に発売する。ライセンスはPC1台用のみで、価格は3,300円。

PC TV Plus Ver.6.0

ニコニコ実況機能では、テレビ番組(放送/録画)を見ながら横スクロールするコメントを表示でき、そのときの盛り上がりを共有できる(コメント投稿は非対応)。元々2017年から提供していた機能で、2020年12月のニコニコ実況サービスのリニューアルに伴っていったんPC TV Plusでの提供を終了していたが、Ver.6.0で再び帰ってくる。

ちなみに同機能は、nasneとソニーのテレビアプリ「torne」の組み合わせで4月以降、PS5を皮切りに、スマートフォンやタブレット、PS4でも復活している。PC TV Plusのニコニコ実況機能は、コメントの表示方法(表示位置、透過など)やパフォーマンス(PC負荷軽減、または滑らかさ優先)を細かくカスタマイズできる点が、torneと大きく異なる。

録画番組再生時もニコニコ実況のコメントを表示可能。アプリへのniconicoアカウントの設定が必要で、放送日から10日以上経過した録画番組については、実況サービスのプレミアム会員への登録が必要。なお、表示できるのは新サービス稼働後(2020年12月16日以降)のログのみとなる。

もうひとつの新機能である番組解析機能は、独自のアルゴリズムで録画番組を解析し、シーンを検出してチャプターを自動付与したり、シーンや音声の盛り上がりを検出してダイジェストデータ(ノーマル、10~90%、スポーツプレイ/音楽/CM区間)を作成するもの。チャプターデータは再生や書き出し、編集で利用可能で、ダイジェストデータはダイジェスト再生や編集(お気に入り区間の自動設定)で利用できる。解析にかかる時間は番組尺の4~35%(PC性能やネットワーク環境、録画機器の種類に依存する)をめやすとしている。

PC TV Lite

現行のPC TV Plusの機能を絞り込んだベーシックなソフトとして新たに発売。PC1台用のみで、上記のVer.6.0の新機能などは非搭載、今後の機能追加も行わないが、価格改訂前のPC TV Plusと同じ3,300円で新規購入できるのが大きなポイント。

放送番組の視聴や録画番組再生、Blu-ray/DVD/SeeQVaultへの書き出しなど、基本的な機能はPC TV Plusと変わらない。一方で、スロー再生/逆再生やコマ送り・戻し、早送り・早戻しはできないといった機能差があり、詳細は製品ページで案内している。

ソニーのWindows PC向けテレビアプリのラインナップは今後、PC TV Plus、PC TV Plus用のAdvanced Pack(年額2,000円)、PC TV Liteの3種類での展開となる。なお、これとは別にソニーでは「VAIO TV with nasne」というソフトを過去に提供しているが、こちらも上記のVer.6.0の新機能は非搭載となる。