米Perplexityは5月7日(米国時間)、Mac上で動作するローカルAIエージェント機能「Personal Computer」の提供対象を拡大した。これまで月額200ドルの最上位プラン「Max」加入者およびウェイトリスト登録者に限定されていたが、月額20ドルの「Pro」プラン加入者にも開放された。

Perplexityは今年2月に「Perplexity Computer」を発表している。複数のAIモデルやツールを組み合わせ、数百のアプリ・サービスにも接続してタスクとワークフローを自動化する、自律実行型のAIエージェントシステムである。

4月にMax向けの先行提供が始まった「Personal Computer」は、Perplexity Computerの仕組みをクラウド上だけでなく、ユーザーが日常的に使うMacのローカル環境にも拡張したものだ。ローカルファイル、Mac用アプリ、Web、外部コネクタを横断しながら、自律的に複数ステップの作業を進められる。今年初めにOpenClawで注目を集めた常時稼働型AIエージェントの系譜に位置づけられる存在で、iPhoneとも連携し、外出先からタスクを開始したり進捗を管理したりすることもできる。

たとえば、複数のToDoを実行してもらいたい場合、macOS標準の「メモ」アプリにToDoを書いた上で、左右のCommandキーを同時に押してPersonal Computerの入力ウィンドウを呼び出し、そのまま指示を入力する。指示を受けたPersonal Computerは「メモ」のToDoリストを読み取り、各項目を完了するための計画を立て、ローカルファイル、必要なアプリやサービス、Webなどを横断して作業を進める。指示は音声で行うことも可能である。

利用手順

今回の更新からPersonal Computerは独立した専用アプリではなく、刷新された「Perplexity Mac」アプリに組み込まれる形で提供される。動作環境はmacOS 15 Sequoia以降を搭載するMacで、Perplexityは常時稼働の利点を生かせるMac miniでの利用を推奨している。

利用を開始するには、まず公式サイトからPerplexity Macアプリと、エージェント型ブラウザ「Comet」をダウンロードしてインストールする。続いて、エージェントに付与する権限と、アクセスを許可するフォルダ・アプリを指定したうえで、iPhone用アプリの設定を行う。

無料ユーザーも新アプリを利用できるが、クエリやファイル添付、音声入力といった基本的な使い方が中心となる。ProおよびMax加入者は、契約プランに応じたクレジット枠でPersonal Computerの自律的なエージェント機能を活用できる。