ドコモ、「iコンシェル」「しゃべってコンシェル」を終了へ - 移行先は「my daiz」

NTTドコモは7月19日、オプションサービス「iコンシェル」を2023年6月30日をもって提供終了すると発表した。iモード版iコンシェルとスマートフォン向けの音声サービス「しゃべってコンシェル」はサービス終了、スマートフォン版iコンシェルは「my daiz」に移行する。

2023年6月末をもって「iコンシェル」の終了が決定した

サービス終了時点の契約状況によって、自動解約になる場合とmy daizの契約が残る場合に分かれる。詳細は下記のとおり。

「iモード」契約かつ「my daiz／iコンシェル（月額コース）」を単品で契約している場合：自動解約
「iモード」「spモード」の重畳契約で「いちおしパック」に加入中の場合：my daizとして継続
「spモード」契約で「いちおしパック」に加入中の場合：my daizとして継続（注：いちおしパックにはmy daiz／iコンシェルが含まれている）

iコンシェルは、ユーザーのライフスタイルや住んでいる地域、端末の位置情報などを元に、気象・交通・店舗情報やスケジュールなど、日々の暮らしに役立つ情報を適切なタイミングでお知らせするサービス。そのサービス内容を執事（コンシェルジュ）になぞらえて命名された。

フィーチャーフォン時代の2008年3月にスタートし、2012年3月からスマートフォン向けにも提供されている。しゃべってコンシェルは、iコンシェルの発展版といえる音声対話機能を備えたスマートフォン向けのサービスで、「ひつじのしつじくん」「メイドのメイちゃん」などのキャラクターがスマートフォンのホーム画面に待機する仕様となっていた。

スマートフォン向けの後継サービスとなるmy daizは、2018年12月から提供されている。当初よりiコンシェル／しゃべってコンシェルの後継サービスと位置付けられており、「日々の生活においてユーザーが必要とする情報やサービスを、適切なタイミングで提案する」というコンセプトは踏襲しつつ、AI技術の活用やパートナー企業との連携など、さらなる強化を図ったサービスとなっている。