東芝ライフスタイルは7月13日、髪の毛などが絡みにくい新開発ヘッドを採用し、メンテナンスの手間を減らしたコードレス掃除機「TORNEO cordless(トルネオ コードレス)」4機種を発表した。発売時期は9月上旬から順次。
ラインナップと店頭予想価格は最上位モデル「VC-CLX51」が82,000円前後、上位モデル「VC-CLW31」が66,000円前後、中位モデル「VC-CLW21」が55,000円前後、スタンダードモデル「VC-CLS11」が50,000円前後。
VC-CLX51
VC-CLX51は、フィルター掃除の手間を省き、集めたゴミを捨てやすい構造を採用しながら、本体と延長管(ブラシと本体の間のパイプ)を合わせた重さを1.5kgに抑えたシリーズ最上位モデル。
新採用のフィルターレス構造のサイクロンシステム「バーティカルトルネードシステム」により、強い吸引力を持続させつつ、微細なチリや花粉も99%以上分離。また、カップ内を回る風の流れを変化させる「トルネードプレス」により、ゴミの体積を約1/4まで圧縮する。
ダストカップには帯電防止加工を施し、ゴミ捨て時のホコリが舞ったり、ダストカップ内ネット部にこびりついたりするのを防ぐ。ダストカップは分解して水洗いできる。
ヘッド部は、自走式の「からみレス自走ヘッド」を採用。ヘッドに装備する新開発の回転ブラシ「からみレスブラシ」は、髪の毛が絡まりにくい工夫を施した。ブラシ毛の中央部分を横糸で編み込むことで、髪の毛がブラシ毛の奥に入り込みにくくなり、加えてブラシ自体が回転し髪の毛をふるい落として吸引するため、回転ブラシに髪の毛が絡まりにくくなる仕組みだ。
吸込口は従来機種から20%拡大し、より広い範囲を一度に掃除できるよう改善。また、従来機種ではブラシ設置部分の奥にあったゴミ吸込み部分を独立させ、吸引力を向上させている。このほか、ヘッドやすき間ノズル、丸ブラシなどに取り付け可能で、掃除中の床面を明るく照らせる「ピカッとライト」を付属する。
バッテリーは着脱が簡単なカートリッジ式を採用。充電は、本体に装着した状態でも、バッテリーを外した状態でも行える。充電時間は従来製品の約4.5時間から約2.5時間に短縮した。
本体サイズはスティック時がW228×D180×H1,070mm、収納時がW280×D355×H1,040mm。重さは1.5kg。延長管はアルミ製。集じん容積は0.13L。
連続運転時間は標準が約35分、おすすめが20分、強が10分。収納用スタンド、ピカッとライト、すき間ノズル、丸ブラシ、ふとん用ブラシが付属する。
VC-CLW31
VC-CLW31は、制御基板の小型化や、モーターなど内部構造の配置を最適化することで従来機種よりも200g軽量化し、シリーズ最軽量の重さ1.0kgを実現したモデル。延長管素材も、従来のアルミから軽くて強度のあるカーボンに変更している。
ヘッド部は、からみレスブラシを内蔵する「からみレス軽量ヘッド」。髪の毛などが回転ブラシへ絡みつくことを減らす。
本体サイズはスティック時がW230×D150×H993mm、収納時がW280×D330×H960mm。重さは約1.0kg。集じん容積は0.13L。
連続運転時間は標準が約30分、おすすめが15分、強が8分。充電時間は2.5時間。収納用スタンド、ピカッとライト、すき間ノズル、丸ブラシ、ふとん用ブラシが付属する。
VC-CLW21/VC-CLS11
VC-CLW21とVC-CLS11はいずれも、からみレスブラシを内蔵する「からみレス軽量ヘッド」を採用。本体の重さはVC-CLW21が1.1kg、VC-CLS11が1.2kgと軽量なモデル。上位のモデルに付属する収納用スタンド、ピカッとライトは付属しない。また、VC-CLW21はカートリッジ式バッテリーだが、VC-CLS11は着脱できない内蔵バッテリーとなる。
VC-CLW21の基本仕様は、本体サイズがW230×D150×H993mm、重さが約1.1kg。集じん容積は0.13L。延長管はアルミ製。連続運転時間は標準が約30分、おすすめが15分、強が8分。充電時間は2.5時間。すき間ノズル、丸ブラシが付属する。
VC-CLS11の基本仕様は、本体サイズがW230×D140×H1,020mm、重さが約1.2kg。集じん容積は0.15L。延長管はアルミ製。連続運転時間は標準が約32分、おすすめが20分、強が8分。充電時間は4.5時間。すき間ノズル、丸ブラシが付属する。