キヤノンは7月12日、昇華型熱転写方式のコンパクトフォトプリンター「SELPHY CP1500」を発表した。ホワイトとピンクの2色を用意。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの直販価格は18,480円。9月下旬より発売する。

  • 昇華型熱転写方式を採用するフォトプリンター「SELPHY CP1500」。上部に3.5型液晶パネルを搭載する

2017年10月発売のSELPHY CP1300の後継モデル。Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)でスマートフォンやPCなどとダイレクトに接続してのワイヤレス印刷に対応する。

  • 使用時には給紙カセットを前面に装着する必要がある

印刷方式は、熱でインクを気化させてプリントする昇華型熱転写方式。色の濃度を細かく調整できるので、肌の質感などの滑らかなグラデーション表現に適している。印刷した写真の表面は、特殊フィルムでオーバーコートするラミネート加工により保護。水や紫外線などによる劣化も抑えられる。

  • 印刷面には特殊フィルムでラミネート加工が施され、劣化を抑える

印刷解像度は300×300dpi。対応用紙は、約100×148mmのポストカード、約89×119mmのLサイズ用紙など。8分割シールなどへの印刷にも対応している。

スマートフォンからの印刷には、専用アプリ「SELPHY Photo Layout」を使用する。AirPrintやMopriaなどにも対応しており、プリンタードライバーの導入も必要ない。PictBridge対応のデジタルカメラをWi-Fi接続しての無線印刷もサポートする。SDメモリーカードスロットとUSB Type-Cコネクタを備えるので、SDメモリーカードやUSBメモリなどに保存したデータの印刷も可能だ。

  • 写真にQRコードを印刷する機能も備える

別売の外付けバッテリーによる印刷枚数は約70枚(Lサイズ時)。印刷速度は約35秒/枚(Lサイズ、光沢設定時)。3.5型のディスプレイを搭載し、本体サイズは約W133×D182×H57.6mm、重さは約850g(インクカセット、ペーパーカセット、用紙除く)。

  • 背面に取り付けるバッテリーは別売となる