沖縄初出店のドスパラ浦添城間店に行った！　試せるゲーミングペリフェラルが多め

2022年6月18日、沖縄県浦添市にドスパラ浦添城間（ウラソエグスクマ）店がオープンしました。オープン前日に行われた内覧会とオープン当日の様子をお伝えします。

沖縄発進出！　店舗購入で送料なし

2020年11月以降、地方都市に積極的に新店舗をオープンしているドスパラ。2022年もすでにドスパラ鹿児島アクロスプラザ与次郎店、ドスパラ甲府飯田店、ドスパラ姫路MEGAドン・キホーテ広畑店、ドスパラ富山本郷店と4店舗をオープン。今回の浦添城間店オープンにより、早くも2021年の出店数と同じ5店舗目の出店となりました。

ドスパラ浦添城間店は、沖縄県でも特に交通量の多い（店舗前は片側3車線）国道58号線沿いの沖縄県浦添市城間4-35-2 APエルテージ城間ビル1Fにあります。

このビルは、2021年に竣工したばかり。ほかのドスパラ新店舗と異なり、独立店舗でもモール内店舗でもないテナントとして入居しています。

アクセスは「第二城間」バス停から徒歩二分、駐車場は他テナントと共用で50台用意。那覇市方向から車で行く場合はホームセンターのメイクマン浦添本店を目標にして、その次の信号をＵターンするのがよさそうです（ちなみにオープニングの2日間は駐車場の利用はできません）。

• 2022年6月18日にオープンしたドスパラ浦添城間店。朝夕は非常に混む国道58号沿いに立地

• オープン前々日のドスパラ浦添城間店。入口以外のブラインドは常時閉じていると思います

• 那覇市方向からの北方向アプローチ目標は城間交差点。キャンプキンザーの先にダイハツがあり、その先のメイクマンで右折の用意

• メイクマンの先、マンガ倉庫の手前の交差点をUターン

• 北部からの南下の場合は第二城間バス停のすぐ先で左折です

• 共同駐車場は約50台。ただし、オープニングの週末はこの駐車場は利用停止中（奥に見えるのが第二城間バス停南方向。北方向の第二城間バス停は向かいのメイクマン前です）

• 蛇足ですが、バス停にこのような掲示があるのでデスクトップパソコンをバスで買いに行くのは難しいかもしれません（国内用キャリーカートにバックパック程度では問題なし）

通常営業時間は11時30分から20時まで（買い取り受付は19時30分まで）で定休日なし。店舗のTwitterアカウントの画像から受けた印象の通り、店舗面積は548.76平方メートルとかなり広い店舗です。

これまで、沖縄にドスパラがなかったので、ドスパラパソコンが欲しい場合通販で購入するしかありませんでしたが、ゲーミングデスクトップを購入時に離島送料として2倍（6,600円）かかるのが難点でした。浦添城間店では、店舗購入で送料なしなので、それだけでオトクです。

展示は細かくグレードアップ

さて、店内に入るとまず提案環境展示がありました。前回の富山同様「キャンプ×パソコン」をテーマにした内容です（沖縄はキャンプ向きではないような気もしますが）。

棚はやや少な目。これまでマザーボードを展示していない店舗はなかったと記憶していますが、マザーボード、グラフィックスカードともに、棚での展示を行っておらず、在庫商品は奥のパーツ一覧のディスプレイから選ぶ形になっていました。また、新店舗の割にはグラフィックスカードの在庫が今ひとつという印象です。

• ここからは写真で店内を見てみましょう

• 前回のレポート画像と比べて違いは……、椅子、マウスが違う、ゲームパッドが追加、キャンプ用品の「ご自由にお試しください」と背景パネルが消えたくらいでしょうか？

• 店舗入ってすぐ右側はキャラクターグッズ。『マインクラフト』と『Apex Legend』が中心の品ぞろえです

• その奥はオープニングセール用の500円均一ワゴンで「1人5製品（1製品1つまで）」です。筆者は「64GB MicroSDカード」と「18W PD+QCアダプタ」を購入しました

• キャラクターグッズの右がゲーム配信環境展示。いままで、わきに置かれていたElgatoのグリーンバックが斜めながら展開されていました。奥の青いのは吸音材です。奥側を含めて配信環境ゾーンとなっています

• ゲーム配信環境のさらに右奥にゲーミングチェアが4つ。個人的には展示にダブりがあるのが少々残念です

• ゲーム配信環境の奥は配信用グッズが並びます。写真では見えませんが、webカメラも実際の製品を稼働させた状態で展示。写真右はelgatoのストリーマー向けマルチファンクションボタンStream Deckの稼働デモも

• ゲーミングチェアから店舗右側の壁際は上海問屋、電池、趣味雑貨などが並びます

• 上海問屋の左はVTuber用配信環境デモ展示

• VTuber用環境デモの奥にも上海問屋と一般向けペリフェラルが並びます

• その奥がCPUクーラーやファン、CPUグリスと冷却系でまとめられています

• 店舗右一番奥がメディアやモニターケーブル、小物パーツの棚

• メディアの左側は変換ケーブルやネットワーク関係、モニターアームなどがあります

• モニターアームの先は各種液晶モニターが壁際に並びます

• モニターの手前はケースコーナー。今回はネッシーや人形は入っていませんでした（笑）

• VTuber環境展示の左側は特別展エリア。今回はSteelSeries展でした

• ケースの脇にはオーダーメイドPCのススメと、作例が展示されていますが……。あれ？　なにか足りない。店舗の右側は大体このようになっています

一方で、実際に試せるゲーミングペリフェラルの種類は多め。前回の富山本郷店から採用されたゲーミングキーボードチェックソフトは強化されており、マウスもオリジナルのチェックプログラムへと改良されています。ゲーミングペリフェラルに対しての本気度を感じました。

• モニターの左側は自作パーツ類ですが、従来展示されていたマザーボードやグラフィクスカードの店頭展示はなく、CPUやHDD、SSDと同様にキオスクで確保してレジで引き換えるスタイルでした

• ドスパラ浦添城間店長イチ押しが「コラボモデルを4種類展示している」こと（実はそれ以上の推しポイントがあります！　答えは最終画像に）

• 裏側（パーツ価格、注文キオスク手前）にはTHIRDWAVEやreytrekなどの製品が並んでいます

• その間には「本日の即納製品」一覧があり、BTOにこだわらなければ当日その場で持ち帰れます

• 店舗左奥はトイレ、自作スペース「ドスパラボ」と中古エリアです

• ゲーミングデスクトップが多めですが、一般ノートパソコンも在庫アリです

• 平台展示は2テーブル9台。ゲームがFortniteだけなのは許諾の関係上だそうで、店員の趣味ではなさそう

また、広い店内ゆえに環境展示が5つ（常設4＋入口の企画スペース）あるというのは魅力です。富山本郷店で登場したゲーミングペリフェラルを同時に試すことができるブースは「フィッテングルーム」と名前が付きました。

• 店舗入って左側ちょい奥にゲーミングの環境展示が2つあります

• 手前側が女性を強く意識したゲーミング展示。奥のゲーミングチェアとダブっているのは展示種類を減らしたからだと思います

• 奥側が「フィッティングルーム」。多くのキーボード、マウス、ヘッドセットが置いてあり、好きな組み合わせをチェックできるスペースです

• 店舗左側手前にはゲーミングデバイスが多く並びます。一番奥がマウスとマウスパッド。いくつかはフィッティングルームに用意されているので自由に試せるほか、マウスも豊富に展示されています

• マウスチェックソフトは以前「Aim Hero」でしたが、今回からドスパラオリジナルのソフトに変更されました

• ゲーミングキーボードも32製品が実際に触れる状態で展示されています

• キーボード入力チェックは富山本郷店からオリジナルのツールが使われていますが、チェックパターンが2種類にグレードアップされ、チェックPCのキーボードがパネルで塞がれてわかりやすくなっていました

• キーボードは在庫製品数も多め

ゲーミングペリフェラルは、一部イラストPOPが用意されていました。現在はまだテスト中で、全商品展開ではなかったのですが、評判が良ければ増強するとのことです。この内容なら他店にも反映されるのでは？

• 今回テスト的にイラスト説明が加わっていました。評判が良ければ全国展開する予定とのことですが……、これは展開決定でしょう

沖縄ならではの販売先として井上店長は「米軍基地の兵員およびその家族」も狙っているようです。現在はまだ英語のPOPなどを用意していませんが、井上店長は（広島店勤務時に）英語でのパソコン販売経験もあるとのことでした。

すぐ近くに米海兵隊の基地キャンプキンザーがあり、そこには1,000人以上が勤務しています（ただしキャンプキンザーは最速2025年に移設予定）。キャンプキンザー以外にも普天間飛行場、嘉手納基地、キャンプコートニー、キャンプフォスター、キャンプシールズなど米軍基地は多く、車社会ゆえに沖縄本島ならば数時間で店舗にアクセスできるので、周辺機器や本体をじっくり触って比較検討できる店舗のオープンは意義がありそうです。

店舗はオープン後も継続的に進化

さて、店舗はオープンして終了ではなくその後も部分的なリニューアルが続きます。筆者は2020年以降の全店舗を取材しているので、新店舗の新機軸の違いを継続的に見ていますが、今までの店舗もオープンからずっと変わらないということはありません。

筆者的には比較的行きやすい座間相武台店と前橋インターアカマル店は定期的に見るようにしていますが、この両店舗ともに中古PCパーツを扱うようになっています。

また、座間相武台店はドスパラボが2Fに移設され、1Fのレイアウトがかなり変更されていますし、前橋インターアカマル店は入口にリストバンドを用意。「積極的に声がけして欲しい。逆に見るだけなので声がけ不要」という意思を示せるようになっています。

サードウェーブ広報にお伺いしたところ「店長の裁量で店舗は変わります」とのこと。久しぶりにドスパラに行くと、新しい顔を見せてくれるかもしれません。

• 以下、2022年6月18日の開店日。お祝いの花も続々と届いていました

• 本来の開店2時間ほど前からかなり人が来ていました

• 開店後に環境デモを実際に試す方々。今回の体験環境デモはすべてBauhutteで統一されてます

• 最初は、「人少な目かなぁ」と思っていましたが、本来の開店時間を過ぎたら急に人が！（レジ待ちで店舗縦断）

• 「沖縄県にもドスパラができました。SHAKA・DeToNatorコラボモデルを直筆サイン入りで展示しているのは浦添城間店だけです。ご来店をお待ちしております」とドスパラ浦添城間 井上裕貴店長（通常のコラボモデルには直筆サインありません。なお、新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から現在マスク着用での接客となっています）