中国シャオミと独ライカは5月23日、モバイルイメージングの分野で長期的な戦略的協力を結ぶと発表した。両社が共同開発した最初のフラグシップスマートフォンを7月に正式発表する。
連名で出された発表文では、「シャオミとライカは、モバイルイメージングに関して同じ考えを共有している。技術革新と美的追求を通じて、モバイルイメージング時代の光学性能と写真体験を継続的に探究する」と説明。長期的、継続的と繰り返されており、1機種限りのコラボレーションではないことが伺える。
また、シャオミの雷軍CEOのコメントでは「光学設計から美的感覚の調整まで、両者の製品哲学や画質基準の衝突と融合があった」と共同開発の過程が振り返られていることから、レンズの光学設計のみではなく、コンピュテーショナルフォトグラフィ、画像処理の部分にもライカが深く関わっていると考えられる。
ライカとスマートフォンメーカーの提携は3社目。2016年からファーウェイ、2021年からはシャープと協業し、各社のフラグシップモデルにライカの名を冠した高性能カメラが搭載された。2021年には初めて、提携先ではなくライカ側の製品となるスマートフォン「Leitz Phone 1」(シャープ製)も発売した。