アユートは5月13日、Astell&KernブランドのポータブルUSB DACアンプ「AK HC2」を発表。価格はオープンプライスで、店頭価格は27,980円前後を見込む。6月に発売予定で、国内での発売日は確定次第、改めて案内するとしている。

  • AK HC2

スマートフォンなどにつないで使う製品で、両端に4.4mmバランスのヘッドホン出力とUSB Type-C端子付きのケーブルを装備。2021年に発売した「AK PEE51」(AK HC1、3.5mmステレオミニ出力)に続く第2弾モデルで、初代機の⾧所を生かしつつ、「より多くのユーザーが真のHi-Fiサウンドを楽しめるよう機能を充実させた」としている。

シーラス・ロジックのDACチップ「Master HIFI DAC CS43198」をデュアルDAC構成で搭載。最大384kHz/32bitまでのPCMと、DSD256(DSD 11.2MHz)までのネイティブ再生に対応する。

【訂正】初出時、対応するPCM音源のサンプリングレートについて「最大368kHz/32bitまで」と記載していましたが、発表に誤りがあり、正しくは「最大384kHz/32bitまで」でした。当該箇所を訂正しました(6月8日 14:55)

4.4mm 5極(GND接続あり)のバランス出力を備え、4Vrmsの高出力とノイズフリーなサウンドを実現。また、銅芯線に錫コーティングを施した高耐久性デュアルノイズシールドケーブルを採用するなど、音質にこだわった設計を採用した。

USBバスパワーで動作する。AKプレーヤーで使っている、電源変動を抑制して安定したシステムとオーディオ性能を実現するテーラード超小型タンタルコンデンサーを搭載。最適なオーディオ回路を構成し、「SMALL, BUT MIGHTY」というスローガンの通り、「性能を落とさず小型化を実現した」という。また、Astell&Kernが培ってきた独自のオーディオ技術によって、消費電流を最小限に抑えながら出力とオーディオ性能を高めた。

USB-Cポート搭載のデバイスのほか、付属のUSB-C to LightningアダプターでiOSデバイスにも対応。さらに、Android OS用に新開発した専用のボリューム調節連携アプリを用意する。