なぜか知らねどバッテリーの減るペースが速い、気がついたら残り20%を切っていた...原因が気になりますよね。しかし、喉元過ぎればなんとやら、充電して危機を乗り越えれば原因究明の熱意はすっかり消え失せてしまうものです。

明らかにふだんよりバッテリーの減るペースが速いと感じた場合は、充電開始前であれば原因を突き止められるかもしれません。本当の原因かどうかはわからないまでも、確かに思い当たるフシがある、おそらくコレだな、と思うはずです。

その方法とは、『設定』→「バッテリー」画面を表示すること。バッテリー減少ペースを落ち着かせようと低電力モードに切り替えるとき、ただスイッチをオンにするのではなく、「バッテリー」画面に表示されるシステムの所見を参考にするのです。表示されるのは定型文ですが、これがなかなかどうして、バッテリーが急減したときに動作していた機能/アプリを分析しているらしく、的確なアドバイスを与えてくれます。

たとえば、システムアップデートが実施されたとき。数ギガのデータが内蔵ストレージに書き込まれれば、ふだんよりメモリアクセスが増えるぶんバッテリー消費量も増加します。その前後のタイミングでバッテリー画面を表示すると、「iOSをアップグレード中のため...」などと所見が表示されます。

屋外でiPhoneを使用する時間が長引いたときにも、所見が表示されることがあります。輝度を自動調整する機能が有効なとき明るい場所でiPhoneを使用すると、最大輝度の状態が長く続くことがありますが、その場合には「画面を高輝度にすると大量のエネルギーが消費されます」といった所見が表示されます。

なお、輝度自動調節スイッチがオフにされているなど省電力の余地がある場合にも、「バッテリー」画面になにか表示されるかもしれません。それはシステムの提案ですから、しっかりと受け止め善処しましょう。

  • バッテリー急減の原因は、システムからの「所見」を読めばわかるかもしれません