ローランドは、BOSS(ボス)ブランドのベースアンプ「KATANA-110 BASS」と「KATANA-210 BASS」を2022年4月9日に発売する。市場想定価格は「KATANA-110 BASS」が63,800円前後、「KATANA-210 BASS」は82,500円前後。

  • 「KATANA-110 BASS」(左)と「KATANA-210 BASS」

「KATANA-BASSシリーズ」は、60種類以上の専用設計されたベース用エフェクト、「クラスAB回路」のパワー・アンプを搭載するベースアンプである。今回発売となるのは、出力60WのKATANA-110 BASSと出力160WのKATANA-210 BASSの2モデル。

  • さまざまな機能を備えるコントロール・パネル

「クラスAB回路」によるパワー・アンプは、倍音を多く含むチューブ・サウンドが特徴とする「VINTAGE」、プレイヤーのタッチに忠実に反応する「FLAT」、広いレンジと素早いレスポンスが特徴の「MODERN」の3タイプを用意。スピーカー部はカスタムメイドの10インチ・ウーファー(KATANA-110 BASSは1基、KATANA-210 BASSは2基)とツイーターを採用。バイ・アンプ設計で、ツイーターはON/OFFの切替えが可能だ。エフェクト部は「コンプレッサー/リミッター」「ドライブ」「FX1」「FX2」で構成される4つのエフェクト・ブロックに割り当てられている。イコライザー・セクションでは、「LOW MID」と「HIGH MID」の調節時に周波数帯域を設定でき、それぞれ3つのEQタイプを選べるようになっている。また、本体の「BLEND」ボタンで強調したい帯域を選択したり、「DRY LEVEL」つまみからドライ音のブレンド量を調節したりといったことも行え、本体背面のXLR端子からは、サウンドを3種類からセレクトして出力できる。アンプ・タイプやイコライザー、エフェクトなどの設定は本体に6つまで記憶させられる。さらに小音量での演奏においても、厚みのあるサウンドを出力する「POWER CONTROL」機能、本格的なレコーディングに対応するUSBオーディオ・インターフェイス機能など、さまざまなシーンで活躍する機能も装備する。

  • スマートフォンとワイヤレスでの連携が可能

オプションのフット・コントローラー「GA-FC」や「FS」シリーズなどの接続により、サウンドの制御が足元でできる。こちらも別売りのBluetooth Audio MIDI Dual Adaptor 「BT-DUAL」を使用すれば、スマートフォン(iOS/Android)とワイヤレス接続して音色を編集したり、楽曲のストリーミング再生することが可能となる。専用アプリ「BOSS TONE STUDIO」(macOS/Windows/iOS/Android対応)も用意されており、アプリからエフェクトの入れ替えや詳細なパラメーターの設定、エフェクト・チェインの選択などがスムーズに行える。

サイズ/質量はKATANA-110 BASSがW470×H500×D300mm/16.8kgで、KATANA-210 BASSはW490×H620×D360mm/21.8kg。本体のほか、電源ケーブル、2P-3P変換器などが付属する。