Dynabookは3月16日、法人向けノートPCやエッジデバイスを合計14機種発表した。一部モデルで第12世代Intel Coreプロセッサを採用するほか、Evo認定モデルやエッジコンピューティングデバイス新製品もラインナップする。同日から受注を開始し、価格は321,420円からで、一部機種はオープン価格。

  • dynabook V83/KU。V83シリーズもEvo認定モデルを用意する

Dynabookは今回、ノートPC「dynabook」シリーズの法人向けラインナップを一新。新たにノートPCの全機種でWindows 11 Pro プリインストールモデルを用意したほか、Windows 10 Pro ダウングレード プレインストールモデルも選択可能とした。なお、エッジコンピューティングデバイス「dynaEdge DE200/U」はWindows 10 Pro ダウングレードモデルのみ提供する。

画面サイズ カテゴリ モデル名 本体標準価格
13.3型 5in1プレミアムPenノートPC dynabook V83/KU 432,630円~
dynabook V83/HU 426,030円~
プレミアムモバイルノートPC dynabook G83/KU 433,400円~
dynabook G83/HU 399,300円~
スタンダードモバイルノートPC dynabook S73/HU 349,800円~
14.0型 ビジネスプレミアムモバイルPC dynabook RJ74/KU 470,800円~
オフィス内モバイルノートPC dynabook MJ54/HU 321,420円~
15.6型 ビジネスノートPC dynabook B65/HU 391,380円~
dynabook B55/HU 412,280円~
dynabook B45/HU 328,900円~
大画面スリムモバイルPC dynabook P55/HU 412,500円~
10.1型 2in1デタッチャブルノートPC dynabook K60/FU オープン価格
dynabook K50/FU オープン価格
モバイルエッジ コンピューティングデバイス dynaEdge DE200/U オープン価格

第12世代Coreモデルが拡充、RJ74の重さと駆動時間も確定

新製品では、Intelの第12世代Coreプロセッサ搭載モデルを、1月26日発表のdynabook RJ74に続き、dynabook G83/KUやdynabook V83/KUまで拡大した。これらのシリーズでは、CPUパフォーマンスを高い状態で維持する独自技術「dynabook エンパワーテクノロジー」も搭載する。

14型モバイルPC「dynabook RJ74」は、1月26日の発表時点ではバッテリー駆動時間や重さが未確定だったが、今回約24時間のバッテリー駆動、約940gの重さであることが発表された。dynabook RJ74では、ハードウェアスペックや使い勝手について、Intelが定めた要件を満たしたEvo認定モデルも追加されている。

  • dynabook RJ74

  • dynabook G83/KU

機能面では、オンライン会議をサポートする機能を用意した。具体的には、[Fn]キーと[A]キーを同時に押すことでマイクをオンオフできる「ワンタッチマイクミュート」を、DE200/Uを除く全機種に搭載。

また、一部機種でキーボードのタイプ音や周辺ノイズを低減し、自分以外のオンライン会議参加者に声を聞こえやすくする「AIノイズキャンセラー」、ビデオ会議で自分の映像の明るさや位置を最適化する「AIカメラエフェクター」を内蔵した。

このほかdynabook G83/HUを始めとした一部機種でアメリカ国防総省の物資調達基準である「MIL規格」に準拠したテストを実施し、堅牢性を確保。またG83シリーズやV83シリーズ、RJ74/KUでは最長24時間のバッテリー駆動が可能で、長時間の持ち運びにも適している。

  • dynabook S73/HU

  • dynabook B65/HU

  • dynabook K60/FU

  • dynaEdge DE200/U