ホーム画面上のアプリアイコンを長押し(クイックアクション)すると現れるメニューは、一言でいえば「アプリの主要機能を取り出した」もの。SafariにはSafariの、カレンダーにはカレンダーのよく使う機能が表示され、すばやく必要な機能を呼び出せます。
このクイックアクションを使うメリットとしては、「臨機応変にアプリの機能を使う」ことも挙げられます。クイックアクションで現れるメニューは固定ではなく、状況に応じて内容が変わることがあります。
たとえば、iOSに付属の「時計」アプリは、ストップウォッチの状態とクイックアクションメニューが連動しています。ストップウォッチを利用していないとき(停止しているとき)は「ストップウォッチを開始」、ストップウォッチが動作中は「ストップウォッチを停止」、ストップウォッチが停止中は「ストップウォッチを再開」に変化します。
クイックアクションメニューでステータス情報を確認できるアプリも存在します。たとえば、iOSに付属のメールアプリは、未開封メッセージ数をリアルタイムで表示してくれます。ウォレットアプリでは、そのときのメインカード(支払い設定で優先するカード)が表示されます。
サードパーティ製アプリも例外ではありません。音楽ストリーミングの「Spotify」は最近再生したコンテンツを確認できるし、Googleスプレッドシートは最近編集した文書を最大2件表示/選択できます。
このように、クイックアクションメニューはアプリの設計次第ではあるものの、存在を知っていれば便利に使えます。使い慣れたアプリといえど、一度は長押しして機能を試すべきかもしれませんよ。