Lenovoは2月28日、モバイル業界の見本市「MWC Barcelona 2022」の開催にあわせ、同社製PC「IdeaPad」シリーズの新製品群を発表した。在宅ワークやオンライン学習などの体験をレベルアップできるものとしている。
発表されたのは「IdeaPad」シリーズのうち、2in1スタイルで使える「IdeaPad Flex」シリーズおよび「IdeaPad Duet」シリーズの新製品。IdeaPad Flex 5i、IdeaPad Flex 5、IdeaPad Duet 5iの3種類で、2022年5月以降順次提供される。日本での発売は未定。
IdeaPad Flex 5i / IdeaPad Flex 5
IdeaPad Flex 5シリーズは、ディスプレイが360度回転し、タブレット形状やノートPC形状などで使えるタイプの2in1 PC。IdeaPad Flex 5iはIntelプロセッサ(最大で第12世代Core i7-1255U)、IdeaPad Flex 5はAMDプロセッサ(Ryzen 7 5700U)を搭載し、それぞれで14インチと16インチの2サイズを用意する。OSはいずれもWindows 11。
メモリは最大で16GB、ストレージは最大1TB SSD(PCIe接続)の大容量を内蔵。エンターテインメント利用も想定し、最大2.8Kのディスプレイ(画面アスペクト比16:10)や、Dolby Audio対応スピーカーも搭載した。なお、Flex 5iの14型モデルのみ有機ELディスプレイが選択できる(他モデルはIPS液晶)。
ペン入力もサポートし、Lenovo Digital PenもしくはE-color Penが利用可能(ペンはいずれも別売)。バッテリー駆動時間は機種により異なるが、ベンチマーク「MobileMark 2018」計測時で約8時間~9時間。15分の充電で約2時間の動画再生ができる急速充電(65W時)もサポートする。
インタフェースは、IdeaPad Flex 5iがUSB Type-C Thunderbolt 4×1、USB 3.2 Gen1×2、HDMI 1.4×1、SDカードスロット×1、マイク/イヤホンコンボジャック×1、DCポートなど。Flex 5では、USB Type-C Thunderbolt 4がUSB Type-C(4.0)に変わる以外は同等となる。
画面サイズ、本体サイズ、重さは下記の通り。IdeaPad Flex 5iの14型モデルは2022年6月に提供予定で、価格は499ユーロ(約64,300円。1円=128.82円換算時、以下同)から。同16型モデルも2022年6月に提供予定で、価格は699ユーロ(約90,050円)から。
IdeaPad Flex 5の14型モデルは2022年5月に提供予定で、価格は549ユーロ(約70,720円)から。同16型モデルも2022年5月に提供予定で、価格は699ユーロ(約90,050円)から。
IdeaPad Flex 5i | IdeaPad Flex 5 | |||
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画面サイズ | 14インチ(最大解像度2.8K OLED) | 16インチ(最大解像度2.5K) | 14インチ(最大解像度2.2K) | 16インチ(最大解像度2.5K) |
本体サイズ | W313.1×D224.9×H17.4~18.9mm | W357.8×D253.9×H18.7~20.8mm | W313.1×D224.9×H17.8~19.3mm | W357.8×D253.9×H18.7~20.8mm |
重さ | 1.5kg~ | 2.1kg~ | 1.55kg~ | 2.1kg~ |
IdeaPad Duet 5i
IdeaPad Duet 5iは、本体背面にキックスタンドを備えた着脱式の2in1 PC。同梱されるキーボードとの接続はBluetoothで、本体と離れた場所に置いても動作するため、使いやすい距離に置いて調整できるとする。
ディスプレイは12.35インチで、2.5K解像度のIPS液晶を搭載する。画面アスペクト比は16:9。本体の厚みは9.45mmと薄く、レノボは持ち運びやすさもアピールする。
プロセッサは最大でIntelの第12世代Core i7-1255U、メモリは最大16GB、ストレージは最大1TB SSD(PCIe接続)と、IdeaPad Flex 5シリーズと同等のスペックを備えている。インタフェースはUSB Type-C×2、オーディオジャック×1。2基のDolby Atmosスピーカーを内蔵する。
本体サイズはW288.3×D193×H9.45mm、重さは810g。発売は2022年7月予定で、価格は749ユーロ(約96,500円)から。