NTTドコモは2月9日より、サムスン製「Galaxy S21 SC-51B」「Galaxy S21 Ultra SC-52B」「Galaxy S21 Olympic Games Edition SC-51B」の各製品をAndroid 12に更新するOSアップデートの配信を開始した。

  • Galaxy S21 SC-51B

    Galaxy S21 SC-51B

  • Galaxy S21 Olympic Games Edition SC-51B

    Galaxy S21 Olympic Games Edition SC-51B

  • Galaxy S21 Ultra SC-52B

    Galaxy S21 Ultra SC-52B

いずれもOSアップデートの所要時間の目安は、Wi-Fi経由の場合約49分、PCと接続して行う場合は約113分。更新後のソフトウェアバージョンは、「Galaxy S21 SC-51B」「Galaxy S21 Olympic Games Edition SC-51B」が「SP1A.210812.016.SC51BOMU1BVA3」、「Galaxy S21 Ultra SC-52B」が「SP1A.210812.016.SC52BOMU1BVA3」となる。

OSアップデートに伴う主な更新内容は次のとおり。いずれも3機種共通だ。

プライバシー強化

カメラ/マイクの利用中にアイコン画表示され、アプリがカメラ/マイクを利用していることが一目でわかるようになる。また、位置情報の利用を許可する際、正確な位置情報の許可とおおよその位置情報の許可を使い分けられるようになり、用途ごとに利用する位置情報の粒度を選択できるようになる。

  • プライバシー強化

    マイク/カメラの利用を示すアイコンの表示が可能になり、位置情報へのアクセスを許可する際に正確な位置を提供するかおおよその位置のみを提供するかを選択できるようになる

ポップアップウィンドウのピンオプション

アプリをポップアップ表示している際に、ヘッダーから「ピン」オプションを選択できるようになる。「ピン」オプションを選択すると、ポップアップウィンドウが常時表示になり、簡単にアクセスできる。

  • ポップアップウィンドウの「ピン」オプション

    ポップアップウィンドウの「ピン」オプション

ビデオコラージュ

ギャラリーアプリからコラージュを作成する際に、動画も混合でコラージュを作成できるようになる。動画ファイルは最大4件まで追加可能。

  • ビデオコラージュ

    動画を混合したコラージュ

カスタマイズされたディスプレイモード

ディスプレイモードとして、「高コントラスト」モードと「拡大して表示」モードが選択できるようになる。

「高コントラスト」モードは、ダークモード/高コントラストフォント/高コントラストキーボードの設定をオンにし、アニメーションを削減、さらに透過度とぼかしを減らす設定。「拡大して表示」モードは、フォントサイズと画面ズームを一段階大きくし、ハイライトボタン/太字フォントの設定をオンにするもの。「標準」モードを指定すると、これらの設定はリセットされる。

  • ディスプレイモード

    ディスプレイモードの選択

その他の改善される事象

その他の改善として、カメラのシングルテイクモード設定画面でシャッターボタンが表示される事象が改善され、セキュリティパッチが更新される。セキュリティパッチレベルは2022年1月となる。セキュリティアップデートの細かい内容は「Androidのセキュリティに関する公開情報 - 2022年1月」を参照のこと。またこのほかに、製品をより快適に利用するための更新や一部仕様・表示の変更などが含まれる。