Windows 11には年1回の大型アップデートのほか、「Feature Experience Pack」「Online Service Experience Pack」「Web Experience Pack」という形で新たな機能や体験が提供されるようだ。

2月3日(米国時間)にMicrosoftでWindows InsiderプログラムをリードするAmanda Langowski氏が、同プログラムの情報をアップデートする「What’s coming for the Windows Insider Program in 2022」を公式ブログで公開した。その中で、同プログラムの開発チャネルとベータチャネルのビルドに含まれる機能や体験を製品に投入する方法の1つとして、3つのアップデートパックを用いることを明らかにした。

Feature Experience PackはWindows 10で採用されており、Online Service Experience PackもすでにWindows Insiderプログラムに組み込まれている。Experience Packを通じて、ユーザーは大型アップデートを待たずに小規模の改良や新機能を受け取れる。2つの違いは、Feature Experience PackがWindowsの広い領域を対象としているのに対して、Online Service Experience PackはMicrosoftアカウントの設定ページのような特定の体験にフォーカスした改善を提供する。これらはWindows Insiderプログラムでプレビューされてから、Windows Updateを通じて提供される。

Web Experience Packはこれまでになかったものだが、Mary Jo Foley氏のレポートによると、Widgetのような分野のアップデートになり、Microsoft Storeを通じた提供になる。

Windows Insiderプログラムの開発チャネルでは製品リリースとは関係なく新たなアイディアや異なるコンセプトを試し、ベータチャネルではより製品リリースに近い体験のプレビューを提供する。今後はそうした違いをより明確にし、プログラム参加者に対してLangowski氏はこの機会に自分にとって適切なチャネルについて検討するように呼びかけている。同氏はまた、Windows Insiderプログラムの新しいアイコンも公表した。3つのWindows Insiderチャネルを通じてWindows開発に貢献する人々のコミュニティを表現している。