ゴリラポッドなどユニークな撮影機材を手がけるJOBYがスマートフォン用のモーションコントロール・デバイス「Spin」と「Swing」を米国で発売した。Bluetoothでスマートフォンとペアリングし、スマートフォン・アプリ「JOBY Motion」(iOS、Android)を使って手軽にモーションコントロール撮影を行える。

Spinは電動回転台、Swingは電動スライダーだ。どちらもSyrp Labのモーションコントロール技術を採用している。持ち歩きやすいポケットサイズで、三脚に取り付けて使用し、三脚を置けないような場所にも取り付けて撮影できるゴリラポッド・シリーズと組み合わせることで撮影の幅が広がる。

  • Spin

    Spin

Spinは360度回転し、パン(左右)やチルト(垂直)、ダイナミックなモーションタイムラプスやなめらかなパノラマ写真を撮影できる。最大回転速度はパン、チルトとも14度/秒。別売りの「Pan Tilt Bracket for Spin」を使って2台のSpinを装着すれば、2軸のモーションコントロールも可能。リチウムイオン電池を内蔵。USB-C接続で充電し、バッテリー駆動時間は最大3時間。本体サイズは7.2×7.2×4.3cm。価格は89.95ドル。Pan Tilt Bracketは29.95ドル。

  • SpinとPan Tilt Bracket

    SpinとPan Tilt Bracket

Swingは2本のアームが連動して直線的な動きのスライド撮影を可能にする。移動距離は38cm。最大移動速度は10mm/秒。使用していない時には、2本のアームが折りたたまれて16.9×4.9×5.2cmのサイズになる。リチウムイオン電池を内蔵、USB-C接続で充電し、バッテリー駆動時間は最大1.5時間。価格は129.95ドル。

専用アプリのJOBY Motionは、ムービングタイムラプス(Spin/Swing)、ビデオ(Spin/Swing)、パノラマ写真(Spin)といった撮影機能を備える。例えば、ムービングタイムラプスの場合、スマートフォンの画面を見ながら録画の開始点と終了点を決め、速度や動きのパターンなどを指定して録画ボタンをタップする。シンプルで分かりやすい。SpinやSwingをゴリラポッドと共にカバンに入れて持ち歩けば、固定した撮影では得られないなめらかな動きのある動画をいつでも撮影できる。