デジオンは、宅内のテレビやBDレコーダーの録画/放送番組を視聴できるアプリ「DiXiM Play U」のWindows版を1月19日に発売した。有料ライセンスが必要で、買い切りプランの価格は2,860円だが、1月31日までは半額の1,430円で購入できる。月額プランの価格は220円/月。

  • DiXiM Play U

    DiXiM Play U

同社はDiXiM Play UのMac/iPad版を2021年12月に発売しており、Windows版を新たに提供開始。ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)に対応し、デザインを一新した。Microsoft Storeから無料でダウンロードでき、有料ライセンスの購入前に1分間のお試し再生が可能だ。

対応OSはWindows 10 バージョン 17763.0 以降で、Xboxでも利用可能。システム要件として、Intel Core i3 第8世代(8xxx)以上を搭載した機種での利用を推奨している。

なお、新しいDiXiM Play U Windows版と、従来提供していた「DiXiM Play Windows版」、「DiXiM Play for DIGA」にライセンスの互換性はなく、製品ごとにライセンス購入が必要となる。

デザイン一新、操作性も改善。既存ユーザー向けの優待販売も

DiXiM Playシリーズは、レコーダーに保存されている録画番組や放送中の番組を、宅内ネットワークを経由してPCやスマートフォン/タブレットなどで視聴できる、DTCP-IP対応ネットワークプレーヤーアプリ。

DiXiM Play U Windows版は、既存のDiXiM Play Windows版をUWP対応にし、アプリデザインを一新。番組視聴に集中するための黒基調デザインを採用し、番組のジャンル別表示やマイ番組設定による視聴など操作性を改善。PinP(ピクチャーインピクチャー)の子画面表示にも対応する。

主な機能は以下の通り。

  • デジタル放送録画番組およびライブ放送の再生
  • 外出先から、自宅にあるレコーダーにアクセスしての再生
  • レコーダーに録画したテレビ番組のダウンロード、および再生
  • プライベートコンテンツ(ビデオ、写真、音楽)の視聴
  • DiXiM Play U

    再生画面

  • DiXiM Play U

    録画番組やライブチューナーの再生イメージ

ただし、従来のDiXiM Play Windows版ではDRモード(MPEG-2)で録画した番組をオリジナル画質のまま再生できたが、新しいDiXiM Play U Windows版はオリジナル画質では再生できないなど、再生できるコンテンツや機能に一部違いがある。詳細はサポートページで案内しており、これについては現在対応中とのこと。

今後、DiXiM Play Uは「DLNAガイドラインなどに縛られない自由な仕様で情報を共有し、より開かれたプラットフォームへ進化。ユーザー(YOU)にフィットした新しいコンテンツの楽しみ方を提供するプラットフォームを目指す」とのこと。

なお、2015年より販売していたDiXiM Play Windows版の販売は2022年1月18日をもって終了したが、従来製品のライセンスを購入した人は、引き続きアプリとサポートを継続利用可能だ。

同社では、既存ユーザー向けのDiXiM Play U Windows版の優待販売の準備を行っており、2月上旬頃よりDiXiM Storeに登録されているEメールアドレス宛に順次連絡するという。