パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、トリプル4Kチューナを搭載し、同社初の4K放送の3番組同時録画に対応したCATVセットトップボックス(CATV STB)「TZ-BT9000BW」を2022年3月に発売、CATV事業者向けに提供開始する。

  • TZ-BT9000BW

Blu-ray Disc対応STB「TZ-BDT920」の後継機種で、2TB HDDとBS4Kチューナー3基を搭載し、4K放送の視聴・録画・再生に対応。4K放送の3番組同時録画が行え、別売の外付けHDDへの番組録画にも対応する。さらに、4K放送の番組を4K画質のまま録画用Blu-rayに保存することも可能だ。

BS4K放送の4K長時間録画モードに対応。独自の4K HEVCエンコーダーにより、4K放送の高画質な映像の要素を残しながら映像圧縮を行い、高精細かつ色彩豊かでダイナミックなコントラスト表現を長時間録画モードでも楽しめるとする。

IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN機能やEthernetを備え、ネットワーク接続に対応。放送中の番組やHDDの録画番組を外出先から手持ちのスマートフォンやタブレットで観られるリモート視聴機能や、スマホ/タブレットに録画番組を持ち出す機能を装備。ホームネットワークのサーバー機能とクライアント機能の両方に対応し、「お部屋ジャンプリンク」機能も利用できる。

各種動画配信サービスに対応し、各サービスに加入することでさまざまなコンテンツをSTBで楽しめるという。他にも、Ultra HD Blu-ray(UHD BD)の再生にも対応している。

独自の4K対応エンジン「4Kリアルクロマプロセッサ」により、UHD BDや4Kのネット動画再生時も、鮮度が高く、自然な質感と立体感のある4K映像を実現するという。HDR方式は、HDR10、HDR10+、HLGの3つをサポートする。

本体前面のUSB端子にデジタルカメラなどを接続すると、撮影した写真や動画を取り込める。4K撮影動画の再生、書き出しにも対応しており、視聴後はディスクに書き出して保管可能。また、CD楽曲をリッピングしてリモコン操作で聴いたり、プレイリストを作成して再生することも可能だ。別売のHDペットカメラとの連携機能も備える。

パナソニックのクラウドサービスと連携し、STB設置設定作業を効率化する「設置効率化」機能を搭載。置き換え前のSTBに登録した録画予約などの情報を新しいSTBに引き継ぐ、個別設置情報引継機能も備える。

HDMIは2系統装備し、うち1系統は音声出力専用。USB端子×2系統も備える。消費電力は26W。本体サイズは430×209×60mm(幅×奥行き×高さ/突起部含む)。重さは約2.6kg。好きな動画配信サービスアプリを割り当てられる、マイアプリボタンを備えたリモコンが付属する。