パナソニック システムソリューションズ ジャパンは26日、新4K衛星放送や高度ケーブル自主放送に対応したCATVデジタルセットトップボックス(CATV STB)「TZ-LT1000BW」を2018年11月より、「TZ-HT3000BW」(2TB HDD内蔵モデル)を2019年1月より発売することを発表した。

  • CATVデジタルセットトップボックス「TZ-LT1000BW」「TZ-HT3000BW」

    CATVデジタルセットトップボックス「TZ-LT1000BW」「TZ-HT3000BW」

2018年12月から始まる新4K衛星放送と、今後開始予定の高度ケーブル自主放送により、ケーブルテレビの周波数帯域が不足することが予想される。

今回発表されたSTBは、従来のBSデジタル放送もパススルー方式に対応しているため、ケーブルテレビ周波数帯域を効率的に運用でき、今後の4K専門チャンネルの増加にも対応可能だ。また、BS放送をパススルー方式で受信することでより多くの高度ケーブル自主放送を楽しめる。トリプルチューナーを搭載(新4K衛星放送対応は1チューナー)し、内蔵HDDや外付けUSB-HDDに2番組録画しながら、さらに別の番組も視聴可能となっている。

新機能として「STB置換えダビング」を搭載。STBを新機種へ交換する場合、従来は録画済み番組は破棄されていたが、同機能によって、STB交換後も録画済み番組を簡単操作でダビングし、継続視聴できる。

さらに無線LANの子機機能を標準で搭載しており、リモート視聴、ホームネットワーク機能、様々なアプリ、Hybridcastなど、インターネットを利用した便利な機能も楽しめる。

このほか、放送中の番組やHDDに録画した番組を外出先からスマートフォンやタブレットで観る機能や、HDDに録画した番組をスマートフォン・タブレットに転送して持ち出せる機能、ホームサーバー/クライアント機能、Hybridcast対応といった機能を備える。

入出力端子は、HDMI映像+音声出力×1系統、光デジタル音声出力×1系統、USB 3.0×1基、USB 2.0×1基、有線LAN×1基。本体サイズはW360×D264×H59mm(セット脚、端子、突起部含む)、重量は約2.3kg。