プレシードジャパンは、“Wハイブリッド”システムを搭載して音質とノイズキャンセリング(NC)機能を高めた、AVIOTブランドの完全ワイヤレスイヤホン「TE-BD11t」を12月中旬から下旬にかけて発売する。価格は15,400円。カラーはドーンブルー、ダークルージュ、ポーラーホワイト、ディープブラックの4色。

  • TE-BD11t。左手前がポーラーホワイト、左奥がディープブラック、右奥がドーンブルー、右手前がダークルージュ

  • TE-BD11t(ドーンブルー)

AVIOTの最上位機種「TE-BD21j-ltd」に次ぐ、新たな高音質モデルと位置づけるハイグレードTWS(True Wireless Stereo:完全ワイヤレスイヤホン)。同社が11月に開催した新製品展示会の中で、6月発売の既存製品「TE-D01t」の正統進化モデルとして披露しており、今回発売日と価格、製品の詳細が正式に決まった。

Knowles製のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーと10mm径ダイナミック型ドライバーを各1基採用した、1BA+1DD構成のハイブリッド・デュアルドライバーを新設計。また、「AVIOT史上最も強力」と謳うハイブリッドタイプのノイズキャンセリング(NC)機能も組み合わせ、“Wハイブリッド”システム搭載の完全ワイヤレスとして訴求する。

ドライバーはそれぞれの位相特性を最適化するように設計し、ドライバー間の自然なマッチングによって、「日本語を母国語とする人々の耳に最も心地良く響くトーンバランス」を追求した、独自の“Japan Tuned”仕様。「音楽性豊かに、かつ解像度の高い音楽再生を可能にした」としている。

  • TE-BD11tの内部構成

  • TE-BD11t(ダークルージュ)

独自のエルゴノミクスデザインにより、物理的にノイズを抑えるパッシブノイズアイソレーション技術を採用。さらに、左右計4基のノイズ低減用マイクで集めた音をデジタル処理し、電気的にノイズを低減させるアクティブNCを搭載しており、外側のマイクを使うフィードフォワード⽅式と内側のマイクによるフィードバック⽅式を組み合わせたハイブリッドタイプとなっている。最新チップ(SoC)と独自のアルゴリズムによってNC精度を高め、同社計測値で最大55dB超ものノイズ低減を実現した。

  • TE-BD11t(ポーラーホワイト)

新たに「サウンドコレクト(集⾳)モード」を搭載。イヤホンを着けたまま外の音を聞ける従来の外⾳取込モードよりも遠くの声を集⾳・増幅可能で、離れた位置での会話が聞き取りやすくなるという。シーンにあわせて両モードを使い分けられるが、サウンドコレクトモードを使うには専用アプリ「AVIOT SOUND ME」が必要だ。

  • TE-BD11t(ディープブラック)

Bluetooth 5.2準拠で、対応コーデックはSBC、AAC。ハンズフリー通話にも対応し、高感度通話用マイクと最新SoC、新たなNCアルゴリズムによって環境ノイズと⾃分の声とを⾃動識別し、まるで⽬の前で話しているかのようなクリアな⾳声を通話相⼿に届けられるとする。最大9時間の通話が可能で、長時間の電話やオンラインミーティングでもバッテリー切れを気にせず活用できるという。イヤホン本体はIPX4相当の防水仕様。

独⾃の省電⼒技術により“世界最⻑クラスの再⽣時間”を謳っており、連続再⽣時間はイヤホン単体で最⼤18時間、充電ケースと組み合わせて最⼤60時間。イヤホンは単体で電源オン/オフできるため、ケースに収める必要がなく、充電ケースを持ち歩かずに使えるという。充電ケースはUSB-C充電に加え、別売の充電パッドと組み合わせることでワイヤレス充電も可能だ。

専用アプリでは、NCモードや外音取込/サウンドコレクトモード、風切り音を抑える⾵雑⾳抑制モードの切り替えのほか、NCや外音取込モードのレベル調整、左右タッチ操作の機能割り当て変更、10バンドイコライザー(プリセット6種+カスタム2種)といった操作が行える。ゲーミング(低遅延)モードの切り替えや、最後にイヤホンとのBluetooth接続が解除されたエリアを記録するイヤホン探知も可能。イヤホン本体のバッテリー残量表⽰や、ファームウェアアップデートにも対応する。

なお、TE-BD11tのタイアップアーティストには3人組バンド・Awesome City Clubを起用している。

  • TE-BD11tののタイアップアーティストとして起用したAwesome City Club