ユピテルは12月6日、クルマの前方、後方、左右、車内を撮影できる3カメラ式のドライブレコーダーを発表した。リアカメラユニットには後方向きカメラに加えて前方向きのカメラを備えており、車内や左右の様子をキャッチできるようにした。クルマの最後部から車内の様子を撮影するので、ドライバーや搭乗者の顔が写らずに済むメリットもある。カー用品量販店モデルの「Y-3000」とカーディーラー専売モデルの「Z-300」を用意する。性能は共通で、価格はオープン。

  • 3カメラで死角をなくしたドライブレコーダー「Y-3000」「Z-300」

10月発売の全周囲ドライブレコーダー「Q-31R」「ZQ-31R」に続く、新発想の全方面撮影モデル。フロントカメラに加え、リアカメラユニットはデュアルカメラ仕様とし、前後 / 左右 / 車内の全方面記録を行う。

  • 本体部に備わるフロントカメラ

  • 背面には液晶パネルや操作ボタンを搭載する

  • スティック型のリアカメラ。後方撮影用と車内・左右撮影用の2つのカメラを搭載する

カメラ性能は3カメラ共通で、HDR対応の200万画素(1,920×1,080ドット)記録が可能。あおり運転だけでなく、追い越し車両や歩道、駐車中の当て逃げなど、鮮明な記録を残せる。リアから車内を撮影するため、搭乗者の顔が写りにくいのもポイントだ。すべてのカメラに高感度センサー「STARVIS」を搭載しているので、暗めのシーンでも鮮明に撮影できる。スモークガラス越しでの撮影にも対応。

  • 3つのカメラで死角が圧倒的に少なくなる

  • 車内・左右撮影用カメラは、ドライバーや搭乗者の顔が写らずに済むメリットがある

あおり運転対策機能として、後方車の異常接近を自動検知する機能を搭載。映像は専用フォルダに自動保存するので、記録ボタンの押し忘れや常時録画の継続により該当データが上書きされるなどの記録ミスも抑えられる。ドライバーに危険を知らせる安全運転サポート機能も搭載。

フロントカメラはボールジョイント式のブラケットを備え、フレキシブルな位置調整が可能。操作部が右側に集中しているので、運転席からでも操作しやすい。記録メディアにはmicroSDメモリーカード(最大128GB)を使用し、32GBのメディアが付属。本体サイズは、フロントカメラがW65×D28×H53mm、重さは約91g、リアカメラがW118×直径27mm、重さは約51g。