SCSKは12月1日、統合EDIサービス「スマクラ」とSAPとの連携機能として、2022年1月改正の電子帳簿保存法に対応した電子取引データ保存サービス「スマクラ データアーカイブ」およびEDI2024年問題に対応した「スマクラ for Internet EDI AnserDATAPORT接続サービス」を、SAP利用企業向けに12月1日より提供開始することを発表した。

  • スマクラが提供するサービスイメージ

    スマクラが提供するサービスイメージ

「スマクラ」は、さまざまな業種・業態、プラットフォーム、プロトコルを接続し、入力業務や通達業務の効率化を実現するクラウド型の「システム連携基盤サービス」。

今回提供を開始する「スマクラ データアーカイブ」は、電子取引データの保存厳格化（令和3年度改正電子帳簿保存法）の要件を遵守したクラウド型のEDIデータ保存サービス。

「スマクラ for Internet EDI AnserDATAPORT接続サービス」は、2024年1月に提供を終了するINSネット（ISDN回線）の後継サービスとしてNTTデータが提供するマルチバンク接続サービス「AnserDATAPORT」を組み合わせて、インターネットを活用したEDIへの移行を実現するためのサービス。

既にSAPを利用している企業が「スマクラ」を利用することで、電子帳簿保存法への対応などEDI機能を自社構築（オンプレミス）型に比べて迅速に、かつ費用も抑えて導入できるうえ、導入後のEDI機能にかかわる顧客の運用負荷を軽減するとしている。

提供するサービス内容は、国内の法令に準拠したサービスとして2022年1月改正電子帳簿保存法対応（電子取引データを電磁的に保存）、INSネットの「デジタル通信モード」終了への対応として、インターネット手順への移行およびAnserDATAPORT接続対応。EDI基本機能はインターネットEDIや海外接続対応で、そのほかIDOCフォーマット連携やSAP API連携も提供する。