NECファシリティーズは11月24日、運用管理力の低下やリソース不足に悩む製造業の企業に対し、工場施設診断や課題の改善提案、業務アドバイスなどを行うプロフェッショナルである「施設管理マイスター」を全国の事業拠点に配置し、工場施設管理業務の専門的な診断・改善サービスを、12月1日より提供開始すると発表した。

施設管理マイスターは、施設管理実務に必要とされる設備知識、公的資格(電気主任技術者、冷凍機械責任者、ファシリティマネジャーなど、5種以上)を有し、同社の体系的な教育の受講、複数専門領域の横断的実務経験、種々の現場改善活動を通じた課題解決能力、顧客対応力などに関する同社独自の認定制度をクリアしたプロフェッショナル人材。

同社は今回、施設管理マイスターを全国12箇所の事業拠点にそれぞれ2名以上を順次配置し、域内の顧客に対し専門的見地に基づいて、工場施設個別機器から全体システムまでの改善、運用課題の解決、消費エネルギー低減の他、それら施設の管理業務自体の状態診断、改善提案、支援、不足リソース補完といったサービスを展開する。

この診断・改善サービスは、簡易無償診断から要望に応じた詳細な有償診断までを提供する。さらに診断、コンサルティングに留まらず、その結果からTotal IFMを駆使することによる改善の実施や、管理自体のアウトソーシングに至るまでの一貫したサービス提供が可能だという。これにより、顧客の工場運営における従業員の高齢化や離職、若年層の採用難は工場運営の消耗・弱体化といったさまざまな問題に向き合い、企業経営リスクを軽減を目指すとしている。