◆Assassin's Creed Valhalla(グラフ19~25)
Assassin's Creed Valhalla
UBISOFT
https://www.epicgames.com/store/ja/p/assassins-creed-valhalla
ベンチマーク方法はこちらのAssassin's Creed Valhallaの項目に準ずる。設定は
Quality: Ultra High
とした。
さて、平均/最大/最小フレームレート(グラフ19~21)を見ると、最大におけるRyzen 5 5600Xの高さが目を引くが、これは最小フレームレートの低さの裏返しであって、単に暴れているだけであるなので場外すると、「概ね変わらない」というあたり。強いて言えば平均フレームレートで3K・4KにおけるCore i9-12900Kが3~5fpsほど持ち上がっているのが特徴かもしれない。これはフレームレート変動(グラフ22~25)からも明らかだ。ただ、CPU性能が貢献しているというのであればむしろ2K/2.5Kでこそ差が出そうなもので、むしろ本来ならば差が縮まるべき3K/4Kで差が大きくなっている理由が今一つ判らないところだ。
◆Borderlands 3(グラフ26~32)
Borderlands 3
2K Games
https://borderlands.com/ja-JP/
ベンチマーク方法はこちらのBorderland 3の項目に準ずる。設定は
全体的な品質: ウルトラ
アンチエイリアス: テンポラル
とした。
本来ならばCPU性能がもう少し露骨に出るはずのBorderlands 3だが、平均フレームレート(グラフ26)では実際には(なぜか)Core i5-11600Kがやや脱落気味、あとはほぼ同等という結果になった。最大/最小フレームレート(グラフ27~28)を見ると、Core i9-11900KやRyzen 5 5600もやや暴れているのが判るが、あとはほぼ同等。
フレームレート変動(グラフ29~32)も、Core i5-11600Kを除くとほぼ同等であって、ここでCPUの性能差を読み取るのは難しいところだ。
◆F1 2021(グラフ33~39)
F1 2021
EA Sports
https://www.ea.com/ja-jp/games/f1/f1-2021
ベンチマーク方法はこちらのF1 2021の項目に準ずる。設定は
Anisotropic Filtering: 16x
Anti-Aliasing: TAA
Detail Preset: Ultra High
である。
こちらもDX12対応で、しかもDirectX RayTracing対応にしては軽めのゲームなのでCPU性能が出やすいか、と思いきや、平均/最大/最小フレームレート(グラフ33~35)を見る限りは、Ryzen 5 5600Xが2K~2.5Kで低めになっているだけで、見事に差が無い。フレームレート変動(グラフ36~39)を見ても2K/2.5KでRyzen 5 5600Xがやや低迷している以外は、「ちょっと太目の1本の線」といった感じになっており、絶対的なCPU性能はともかく、ゲームのフレームレートには反映されていないことが明らかである。
◆Far Cry 6(グラフ40~46)
Far Cry 6
Ubisofy Entertainment
https://www.ubisoft.com/ja-jp/game/far-cry/far-cry-6
ベンチマーク方法はこちらに準ずる。設定は
Quality: Ultra
DXR Reflection: On
DXR Shadow: On
とした。
さて、Far Cryの平均フレームレート(グラフ40)では、2K~2.5Kでは一応Core i9-12900Kが最高速である。まぁ2Kだと例えばRyzen 9 5950X比で10fps弱、8%ほどのフレームレート改善となっているが、大きい数字か? と言われるとそれほどでもない。勿論もっとクオリティを落としてやれば、もう少し大きな差になるかもしれないが、それほど重くはないゲームにしては差が少ない気がする。で、3K以上はもう一本の線である。
ただRyzen 5 5600Xが一つだけ外れているあたり、CPU性能に無縁という訳ではない。ということは、ゲームではCPU性能を使い切れない何かがある、ということになる。
この辺の傾向はフレームレート変動(グラフ43~46)からも明白で、2K~2.5K(グラフ43・44)こそCore i9-12900Kが他より頭一つ抜け出しているが、3K以降はもう差が無い感じで推移しており、一応Core i9-12900Kが他より「やや」有利という程度の差ということになる。