「Windows 10 November 2021 Update」(Windows 10、バージョン21H2)が間もなくリリースされる。米Microsoftが公式ブログで正式版の提供に向けた準備に入ったと報告している。

Windows InsiderプログラムのRelease Previewチャネルで、”seeker”エクスペリエンスを介して、Windows 10 November 2021 Updateのリリース候補版の配信が始まった。InsiderプログラムのメンバーはソフトウェアダウンロードサイトからISOイメージファイルを入手することも可能。このまま順調に進めば、ビルド19044.1288がNovember 2021 Updateになる。

  • "Seeker"エクスペリエンス

    "Seeker"エクスペリエンスでは、Windows Updateを経由してリリースプレビューを配信

今年7月に同社がWindows 10バージョン21H2を発表した際に、以下のような新機能の追加を予告していた。

  • 「WPA3 H2E」のサポートでWi-Fiセキュリティを強化。
  • 導入から実行を短縮する簡素化したパスワードレスの導入モデルをWindows Hello for Businessがサポート。
  • Windows Subsystem for Linux(WSL)およびAzure IoT Edge for Linux on Windows(EFLOW)でGPUコンピューティングをサポート。機械学習やその他のワークフローに対応。

これらのうち、Windows Hello for Businessのクラウドトラスト(cloud trust)はWindows 10バージョン21H2の正式版リリースには含まれず、将来の月例アップデートでの追加になる。