鹿島建設は14日、AI受託開発やDX支援を行うUNAIIT社と共同で類似作業の災害事例を可視化するシステム「鹿島セーフナビ(K-SAFE)」を開発したことを発表した。

  • システムの概要(同社資料より)

    システムの概要(同社資料より)

システムは、建設現場での作業前の危険予知活動などに活用できるもので、キーワードや文章入力で過去の災害事例を原因や状況別、時系列などグラフを含む類型で把握しやすく表示する。災害事例のデータには、鹿島建設が保有する約5000件のデータのほか厚生労働省の「職場のあんぜんサイト」に掲載されている約64000件の災害事例が用いられており、AIを使った解析で分類、タイトルなどをデータベース化している。システムのデータ解析手法は汎用性があるため、同社では建設業以外の災害など、適用分野の拡大も視野に入れている。