サムスンから日本でも発売になる「Galaxy Z Flip3 5G」は縦に折り畳めるスマートフォンです。往年のガラケーを思い出させるスタイルですが、「閉じる・開く」という2つの形状で使えるGalaxy Z Flip3 5Gは、スマートフォンで楽しく写真撮影ができる新しい体験を与えてくれます。
Galaxy Z Flip3 5Gは閉じればコンパクトに手のひらにすっぽり収まる大きさとなり、開けば6.7インチ、アスペクト比22:9というウルトラワイドな画面が現れます。重さは183g、閉じたときの最薄部の厚みは15.9mmでポケットにも入りますし、小さいバッグの中にもすっぽりと収まる大きさでしょう。
Galaxy Z Flip3 5Gは閉じたままでも通知を見たり音楽再生コントロールを行うことができます。また写真撮影もそのままできるのです。外側には1.9インチ、260x512ピクセルのディスプレイがあり、カメラを起動すると自分撮りの時のプレビュー画面として使えるのです。
しかもGalaxy Z Flip3 5Gのメインカメラは1,200万画素の標準と1,200万画素の超広角の2つを備えます。画質のいいメインカメラを使い、しかも画角を変えて撮影できるわけです。
本体を開いてそのまま写真を撮ることもできますが、Galaxy Z Flip3 5Gは「L字型」に折り曲げると、カメラアプリで「フレックスモード」を利用できます。フレックスモードは画面を曲げた状態で、画面の上側と下側に表示を分けるモード。カメラアプリの場合は、上半分にプレビュー画面、下半分にシャッターなど操作キーが表示されます。
スマートフォンで自撮りをするときはスタンドが必要になりますよね。ところがGalaxy Z Flip3 5Gなら本体をL字に折り曲げてテーブルの上などに置けば、スタンドが無くともそのまま自撮りできるわけです。さらに起き上がっている画面側に自分の顔がプレビューで見えるのでより楽しくセルフィーできます。
自撮りするときはセルフタイマーの設定が必要ですが、Galaxy Z Flip3 5Gは手のひらを開いてカメラに向けると自動的にセルフタイマーシャッターを切る機能も備えています。そのため撮影時にいちいちセルフタイマー設定を開く必要はありません。
メインカメラを使った風景撮影時も、フレックスモードを使うと便利かもしれません。本体をL字に折り、片側を握って横向きに持つとハンディカムのようなスタイルで使うことができるのです。本体をしっかり握ることができるため、撮影中にスマートフォンを落としにくくもなります。また画面の上半分(横向きにすると左半分)がフレックスモードでプレビュー画面となるため、被写体も追いかけやすくなるわけです。
実際にこの形状で使ってみると、被写体の動きを追いかえるムービー撮影時に使いやすいことがわかりました。子供の動画を撮影する、あるいは公園で見かけた犬や猫のショートムービーを撮る、なんてときはこのハンディカムスタイルが向いていそうです。
なおGalaxy Z Flip3 5Gには純正品のケースもいくつか販売されますが、その中には太いストラップに指を通し手のひらでしっかりと保持することのできるケースもすでに海外では販売されています。日本でも様々なケース登場することに期待したいもの。
2007年にiPhoneが登場して以来、スマートフォンは年々サイズが大型化していきました。大画面化によりスマートフォンでできることは増えましたが、持ち運びやすさや使いやすさの面で「昔の小型モデルのほうがよかった」と思うことも増えているでしょう。Galaxy Z Flip3 5Gは今風の大画面スマートフォンでありながら、小さく持ち運べます。そしてL字型にすることで新しい使い方もできるのです。新しい体験ができるこのスマートフォンで、新しいカメラの使い方にぜひチャレンジしてください。