ツイートできる文字数は全角140文字/半角280文字が上限

Twitterの投稿文には全角で140文字、半角で280文字までという文字数の制限があります。ただし、有料の「Twitter Blue」に加入していれば全角で2000字、半角で4000字までの長文ツイートが可能です。

Twitterの歴史をひも解くと、2017年11月までは、ツイートできる文字数は全角/半角を問わず140文字までというルールでした。しかし、同じ140文字のツイートでも、日本語や中国語、韓国語のように全角文字(2バイト文字)を使う言語と、英語をはじめとする半角文字(1バイト文字)を使う言語では、情報の密度に差が生じます。そのため、Twitterは日本語と中国語、韓国語を除いた言語ではツイート可能な文字数を280文字まで緩和したのです。

  • Twitterの文字数上限、半角280文字と全角140文字のツイート

    上が半角のアラビア数字を使った280字ジャストのツイート、下が全角の漢数字を使った140字ジャストのツイートです

  • Twitterの文字数上限、全角・半角混在のツイート

    全角1文字は半角2文字分、半角1文字は全角0.5文字分としてカウントされるので、全角と半角を混在させてもツイートできる情報量の上限に変わりはありません

Twitter Blue契約者は最大4000字のツイートが可能に

米国では2023年2月8日(現地時間)、有料プラン「Twitter Blue」の契約者であれば最大4000字までツイートできる文字数が拡大されました。日本国内においても3月4日から同仕様が適用され、Twitter Blueに課金していれば全角2000字、半角4000字まで一度のツイートで投稿できるようになりました。

  • Twitter Blueで全角2000字(半角4000字)をツイート

    Twitter Blueに加入しているアカウントで全角2000字のツイート文を作成しました。入力可能な残り文字数をカウントするゲージは「0」を指しています。注意書きには「最初の280文字のみタイムラインに表示されます」と記されています

  • Twitterのタイムラインで全角2000字(半角4000字)を表示

    タイムライン上では、全角140字(半角280字)のところで「Show more(さらに表示)」というリンクが入り、そのリンクをタップすると全角2000字(半角4000字)までの全文が表示される仕組みです

  • Twitterで全角2000字(半角4000字)の長文ツイートを表示

    「Show more(さらに表示)」をタップして、全角2000字(半角4000字)のツイートすべてを表示した様子です

Twitterのイーロン・マスクCEOは2022年12月11日にユーザーからの質問に返信する形で、ツイートの文字数制限をこれまでの280字から4000字に拡大する考えを示しており、今回それを実現しました。

ツイートする文字数をカウントする方法

ここからは、Twitter Blueに加入していない無課金ユーザーにも役立つハウツーを紹介します。


Twitterの新規ツイート作成画面の右下には、入力した文字量を示す円形のゲージが用意されています。全角140文字/半角280文字の上限に近づいて、残り文字数が全角10文字あるいは半角20文字に達すると、あと何文字入力できるかゲージ内に数字が示されます。

逆に、入力した文字数が上限をオーバーすると、ゲージ内にマイナスの数字が表示され、どれだけの文字を削る必要があるかわかります。また、「ツイートする」ボタンの表示が薄くフェードされて、投稿できないようになります。

  • Twitterでツイートする文字数をカウントする方法-1

    Twitterの新規ツイート作成画面です。右下、赤く囲んだ部分のゲージで入力した文字量の目安がわかります

  • Twitterでツイートする文字数をカウントする方法-2

    入力可能な残り文字数が全角10文字/半角20文字以下になると数字が表示され、カウントダウンがはじまります

  • Twitterでツイートする文字数をカウントする方法-3

    全角140文字/半角280文字を超えると、どれだけの文字数があふれているかマイナス数字で示されます

ツイートするテキストの文字数をカウントしてくれるWebサービスや専用アプリも存在しますが、多くの人はTwitterに用意されたこの標準機能で十分と言えるでしょう。

また、ツイートには文章以外にURLリンクやハッシュタグなどさまざまな要素が含まれます。これらの特殊な入力は次のようにカウントされます。

  • URL:半角23文字に変換される
  • ハッシュタグ:記号とスペースの半角2文字分が必要
  • 改行:半角1文字としてカウント
  • 絵文字:全角1文字/半角2文字分

では、実際の画面を見ながらどのようにカウントされるか見ていきましょう。

URLは短縮リンクで半角23文字に変換される

ツイート文に入力されたURLは、TwitterのURL短縮機能「t.co」によって自動的に半角23文字のURLに変換されます。23文字を超える長いURLはもちろん、23文字未満の短いURLであっても、扱いは同じ23文字です。Twitterのタイムラインでは多くの場合で、http://t.co ではじまる短縮URLではなく、元のURLが表示されますが、文字数は一律で半角23文字分としてカウントされます。

  • TwitterのURLは短縮リンクで半角23文字に変換される-1

    半角280文字ジャストのツイート文に半角35文字のURLを追加したところです。残り文字数は「-23」と表示されました

  • TwitterのURLは短縮リンクで半角23文字に変換される-2

    同じく半角280文字のツイート文に半角18文字のURLを追加しました。残り文字数は「-23」。URLの文字数よりもマイナス幅が大きくカウントされました

ハッシュタグは「#」記号とスペースを足した半角2文字

「#」ではじまるハッシュタグはTwitterに欠かせない機能ですが、ツイート文に含まれる文字数としてきっちり消費されます。実際には、ハッシュタグの前にはスペースを入れる必要があるため、「#」記号と合わせた半角2文字とハッシュタグの文言がカウントされます。

  • Twitterのハッシュタグは文字数としてどうカウントされるか

    半角280文字ジャストのツイート文にハッシュタグ「#twitter」を追加。半角スペースと「#」の2文字に「twitter」の7文字を足して、超過文字数は9文字と表示されました

改行は半角1文字としてカウントされる

Twitterの投稿文では、改行も半角1文字分としてカウントされます。全角140文字/半角280文字以内だと思っていたのに、文字数がオーバーしていると警告された場合は、途中に改行を挟んでいないか確認してみましょう。

  • Twitterの改行は半角1文字としてカウント

    全角140文字ジャストのツイート文の途中に4カ所の改行を加えたところ、半角4文字の超過と示されました。改行1カ所につき、半角1文字分を消費したことがわかります

絵文字は全角1文字/半角2文字としてカウントされる

日本だけでなくグローバルに愛用されている絵文字ですが、Twitter上の文字数としては全角1文字あるいは半角2文字分としてカウントされます。

  • Twitterで絵文字は全角1文字/半角2文字としてカウント

    全角140文字ジャストのツイート文に絵文字を1個加えたところ、全角1文字分の超過と判定されました

注意! 残り文字数が全角カウントになる場合、半角カウントになる場合

筆者が検証したところ、新規ツイート作成画面に表示される残り文字数や超過文字数は、ときによって全角で計算されたり、半角で計算されたり、表示が一定ではありません。どのような条件が揃うと全角あるいは半角になるのか法則性は不明です。対処法は、残り僅かな文字数となったところで全角文字だけを入力したり、半角文字だけを入力して確認するくらいでしょう。致命的な不具合ではありませんが、改善を望みたいところです。

  • ツイートの残り文字数が全角でカウントされている場合
  • ツイートの残り文字数が半角でカウントされている場合
  • (左)残り文字数が全角でカウントされている場合。(右)残り文字数が半角でカウントされている場合。左右の画面とも入力したツイート文は全角139文字、まったく同一の文面ですが、ときによって残り文字数の表示が変わります


次のページでは、140文字を超えてツイートする方法について解説します。