シャープは、音声アシスタントのAmazon Alexaに新たに対応したウェアラブルAIスピーカー「AQUOS サウンドパートナー」(AN-SC1)を開発。クラウドファンディングサービスのGREEN FUNDINGで支援者の募集を開始する。募集期間は9月2日~10月31日で、製品発送は2022年1月以降を予定している。先着価格は19,000円(台数限定)から。現時点では一般販売は未定。
周囲の音を遮ることなく、テレビやスマートフォンの音を耳元で楽しめるウェアラブルネックスピーカー「AQUOS サウンドパートナー」の新モデル。無線LAN機能を備え、本体のアクションボタンを押して話しかけると、Amazon Alexaを介してニュースや音楽を聞いたり、調べものをしたりするなど、さまざまなサービスを利用できるという。「アレクサ」などの発言(ウェイクワード)では起動しない。
Amazon Alexa対応のテレビやエアコンといった家電製品や照明器具などの音声操作も可能だ。AN-SC1の無線LANはIEEE 802.11b/g/nに準拠し、2.4GHz帯に対応する。
そのほかの主な機能は、既存の「AN-SS2」と共通。音が耳元に効率よく届くようにリフレクター構造のスピーカーを搭載し、会話音声帯域を増幅させるクリアボイス機能も備える。内蔵マイクを使い、ハンズフリー通話やビデオ会議にも活用可能。IPX4相当の生活防水に対応し、キッチンや寝室、ベランダなど、さまざまな場所で使えるという。スマートフォンの音声アシスタントをワンボタンで起動できる機能も引き続き備える。
Bluetooth 5.0準拠で、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX Low Latency(aptX LL)をサポートする。異なる2台の機器に同時接続するマルチポイント機能には非対応。Bluetooth送信機がセットになっており、テレビと送信機を接続すると、ネックスピーカーでテレビの音を聞ける。送信機もaptX LLに対応し、テレビの映像と音声のズレを抑えて伝送できる。
連続再生時間は、無線LAN接続時が約6時間、Bluetooth接続時が約10時間。充電時間は約2時間30分で、充電端子はmicroUSB。本体サイズは184×185×18mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約92g。ステレオミニのオーディオケーブルなどが付属する。