防犯・監視カメラソリューションを提供するJUSTICEYE(ジャスティアイ)は8月23日、映像AIデータ管理システム『JUSTICE CONTROL』のリリースを発表した。

同システムでは、映像にモザイクなどの加工を施すほか、映像の閲覧権限や監視カメラの操作ログをAIで管理できる。

従来の防犯・監視システムでは、監視カメラにより撮影された映像が、加工などされずにそのまま監視員や警備責任者に閲覧されてきた。そのため、監視映像の運用にあたっては、悪意を持った人間が関わると個人情報漏洩やプライバシー侵害が起こりかねない、という潜在的なリスクがあった。同サービスでは、AIによって自動的にモザイクなどを施した映像のみを閲覧可能にし、映像の操作ログなどを管理することで、個人情報やプライバシーの保護を図る。

PC、iOS、Androidのブラウザで使用可能で、同社製カメラのほか、ネットワーク対応型のカメラ(RTSP対応機種に限る)であれば設置済みの既存の防犯・監視カメラにも導入できる。

アクセスコントロール機能、プライバシーコントロール機能、視聴・操作ログ管理機能の3つから同サービスは構成される。アクセスコントロールでは、誰が、どの権限で、どのような状態の映像を閲覧できるかを設定できる。

  • 「DEECH」の事業書ポスティングの画面イメージ

プライバシーコントロールでは、カメラに映った人物や背景などにモザイクやシルエットを付与したり外したりできる。なお、事故や事件が起きたときは、映像のモザイク処理の解除が可能だ。

視聴・操作ログ管理では、アクセスコントロールやプライバシーコントロールも含めて、カメラの操作や記録のすべてを管理する。映像の不正利用があれば、記録から不正利用者の特定が可能だ。

料金プランは、既存カメラプラン(月額費はカメラ1台あたり1000円)、ライセンスプラン(月額費は30万円から)、エンタープライズプラン(月額費は100万円から)の3つが用意される。なお、初期導入費や設定費、導入までの詳細は利用企業の状況に合わせて同社が案内する。