NTTは8月6日、2021年度第1四半期決算にて、ahamoの販売状況や5Gの基地局展開などについて紹介した。
NTTドコモの回線契約については、「ahamo」「ギガホプレミア」などの新料金導入により純増数やMNP数が「期待通り進んでいる」(NTT代表取締役社長澤田純氏)とした。新料金プラン「ahamo」については180万契約を超え、特に若年層の契約が好調とした。
また、5Gの契約数は535万に拡大。ドコモは2020年3月に5G商用サービスを開始しているが、年間目標1,000万に向け順調に契約数が伸びているとした。5G専用基地局は6月に累計1万局を超え、2021年度末には2万局の設置を目指す。
一方、NTTグループの通信事業セグメントは、前年同期比で増収減益となった。
NTTグループのセグメント別実績(2021年度第1四半期決算)のうち、通信事業の営業収益は前年同期比523億円増の9,041億円。営業利益はマイナス349億円の1,845億円となった。澤田社長は料金値下げや5Gの設備関係費用がかさんだとし、スマートライフ領域など全体で回復を図っていくとした。