米Intelは7月29日(現地時間)、ゲーミングベアボーンキットの新製品として、フルサイズのグラフィックスカードの搭載にも対応するという「NUC 11 エクストリーム・キット」を発表した。価格はCore i7モデルが1,150ドルから、Core i9搭載モデルが1,350ドルから。

  • Intel「NUC 11 エクストリーム・キット」

開発コード「Beast Canyon」こと、ゲーミングベアボーンキットの新モデル。約8リットルのコンパクトなケースにCPUとマザーボード、650W電源ユニットを内蔵した製品で、別途SO-DIMMメモリとM.2 NVMe SSD、OSを導入することでPCとして利用できる。

CPUには「Core i9-11900KB」や「Core 17-11700B」を採用している点も大きな特徴。いずれも一般的なLGAソケット方式ではなく、マザーボードに直接はんだ付けしているBGA方式で搭載しており、第11世代デスクトップ向けプロセッサとしては珍しいTiger Lakeベースの10nmプロセスで製造されている。

  • CPUなどを搭載するドーターボード。グラフィックスカードを搭載しなくても映像出力を行える

そのほか、Thunderbolt 4やWi-Fi 6E、5GbE LANなど高速なインタフェースを搭載する。ファンは92mm径で、ケースにはカスタマイズ可能なRGB LEDと独自のシグネーチャー・デザインをあしらったとしている。

  • フロントには虹色に光る大きなドクロマーク