夏といえば、急変する天気。その代名詞ともいえる夕立(ゆうだち)は、入道雲こと積乱雲により局地的な激しい降雨をもたらします。夕立に限った話ではありませんが、外出先での予想外の雨は困りもの。なんらかの手段でスマートに天気予報を知りたいものですね。
外出先の「今日の天気」は、iOSに標準装備の「天気」アプリを利用するか、Siriに訊ねることがオーソドックスな調べかたです。ただし、「天気」アプリは外出先の地名や郵便番号を入力しなければならず、地図を見ながらというわけにはいきません。Siriに「○○の天気は?」と訊ねても、天気アプリにリンクしたバナーが表示されるだけのこと、結果は同じです。
具体的な地名ではなく漠然とした地域一帯の天気を知りたい、できれば地図を見ながら確認したいということであれば、「マップ」アプリを利用しましょう。マップアプリで対象エリアを表示すればし、地図右下にあるマーク(太陽や雲)で現地の天気がわかります。
この天気マークを長押しすると、表示エリアにおける現在時刻から6時間先までの天気予報を入手できます。ニュースソースは天気アプリやSiriを利用したときと同じ(日本の場合「The Weather Channel」)、情報の質に違いはありません。表示された天気予報をタップすれば天気アプリに切り替わり、より詳細な情報を入手できます。地図で対象地域を確認でき、地名を入力する手間もない、このマップアプリを使う方法が外出先の天気を知るにはもっとも効率的といえるのではないでしょうか。
ただし、近ごろの夏は天気予報でも間に合わないほど急な雷雨に見舞われる「ゲリラ豪雨」が頻発しています。夏にかぎっていえば、雨雲レーダー機能を備えたサードパーティ製アプリを併用するのが現実的かもしれません。