富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は7月15日、モバイルキーボード製品「LIFEBOOK UH Keyboard」のクラウドファンディングを「GREEN FUNDING」にて開始した。富士通PCの40周年を記念した「FUJITSU PC 40th Anniversary」の第1弾となる。

  • LIFEBOOK UH Keyboard

本体カラーは、Dark Silver、Garnet Red、Light Silverの3色を用意。発表時点では、GREEN FUNDINGのプロジェクトページで15,400円から支援を募っている。

LIFEBOOK UH Keyboardは製品名の通り、富士通のノートPC「LIFEBOOK UH」シリーズのキーボードをベースにしたもの。13.3型のLIFEBOOK UHシリーズは世界最軽量の座を保ち続け(13.3型ノートPCとして。FCCL調べ)、最新のUH-X/E3は634gという軽さを実現している。ほか、大容量バッテリーを搭載したUH90/E3(約818g~約834g)、AMD Ryzen 7 4700Uを搭載したUH75/E3(約810g~826g)をラインナップ。

ノートPCとしてLIFEBOOK UHシリーズが発売された当初、キーボードの出来映えがいまひとつという声があったものの、年々改善が進み、最新モデルではかなり打ち心地がよくなっている。今回のLIFEBOOK UH Keyboardは、LIFEBOOK UHシリーズのキーボードが持つ特徴をほぼそのままに、単体のキーボードとしてプロダクト化したものだ。FCCLのエンジニアでキーボードマイスターの藤川英之氏、およびプロダクトデザイナーの星真人氏が監修している。

  • 極限まで最適化したというサポートパネルによって、キーを押したときの「底づき感」を減らしている

キーボードとしては、キースイッチがパンタグラフ式のアイソレーションタイプ。キーピッチは19mm、キーストロークは1.5mmだ。キーの押し始めから押し終わりにかけて2段階の押下圧を設定するなど、クリック感を向上させるようなキースイッチ特性を持たせている。

キーレイアウトは一般的なノートPCと同じ日本語配列で、特に変則的なところはない(個人的には右Altキーが欲しかったところだが、スペース的に難しいのも理解できる)。キートップにはカナ刻印がなく、ホワイトのLEDバックライトを搭載している。やや横長のタッチパッド下部には、細いバータイプの左右ボタンを設けた。

ホストデバイスとはBluetooth 5.0で接続し、3台とペアリング登録して切り換えながら使える。どのデバイスと接続しているかは、ステータス表示で分かりやすくした。USB Type-Cの有線接続にも対応する。接続確認されている環境は、Windows 10、macOS(Big Sur 11)、iPadOS 14。

電源は内蔵バッテリーで、フル充電からの使用は最大約1カ月。充電用コネクタはUSB Type-Cだ。本体サイズは幅302.6×奥行き161.8×高さ5.8~10.8mm、重さは約350gとなっている。