Nextorageは、PCIe 4.0対応のM.2 NVMe SSD「NEM-Hシリーズ」2製品を7月21日にAmazonで発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は2TBモデルが48,560円前後、1TBモデルが25,190円前後を見込む。

  • NEM-HA2TB(2TBモデル)

■NEM-Hシリーズの想定売価

  • NEM-HA2TB(2TBモデル):48,560円前後
  • NEM-HA1TB(1TBモデル):25,190円前後
  • NEM-HA1TB(1TBモデル)

  • マザーボードへの装着イメージ

メモリー・ストレージ・ソリューション事業に特化したソニーのグループ会社、Nextorageの初となるコンシューマー向けSSD。PCIe 4.0 x4接続をサポートし、NVMe 1.4に対応したコントローラーと3D TLC NANDを搭載。「高速ロードを求めるコアゲーマーや、4K/8Kコンテンツクリエイターなど、負荷の大きい作業向けのハイパフォーマンスモデル」としている。

2月の発表当初、「発売は2021年初夏の見込み」とアナウンスしており、今回発売日や価格が正式に決まった。

いずれもM.2 2280フォームファクタに準拠し、2TBモデルは両面実装、1TBモデルは片面実装。1,200MT/sの3D TLC NANDメモリ、8chコントローラーを実装し、PCIe 4.0のデータ帯域(約8GB/s)を最大限活用する高速性能を発揮。PCIe Gen 3.0との下位互換性も確保している。

SSDの全記憶領域の最大1/3までキャッシュサイズを確保するダイナミックSLCキャッシュを採用。高い頻度でのアクセスの高速化やTLCの長寿命化に寄与するという。また、キャッシュメモリとしてDDR4 DRAMを搭載し、高速性と安定性を両立する。メモリ容量は1TBモデルが1GB、2TBモデルは2GB。

2TBモデルのシーケンシャルリードは7,100MB/s、シーケンシャルライトは6,850MB/s、ランダムリード650,000 IOPS、ランダムライト700,000 IOPSという高速性能を実現。

1TBモデルのシーケンシャルリードは7,000MB/s、シーケンシャルライトは5,500MB/s。ランダムリード350,000 IOPS、ランダムライト700,000 IOPSとなる。

TBW(書き込み耐性)は、2TBモデルが1,400TB、1TBモデルが700TB。MTBF(平均故障間隔)はどちらも160万時間。エラー訂正アルゴリズムの第4世代LDPC(低密度パリティチェック)を搭載し、読み取り中に生じるランダムビットエラーの高度な検出と修正技術により、データを破損から保護するという。

ダウンロード特典として、SSDデータのクローンを作成する「Acronis True Image OEM」を1年間無償で利用できる、インストール用シリアルナンバーが付属する。