KDDIは6月29日、トータルヘルスケアアプリ「auウェルネス」の機能を拡張し、オンライン服薬指導サービスの追加を発表した。9月から提供を開始する。

  • トータルヘルスケアアプリ「auウェルネス」に、新たにオンライン服薬指導サービスが追加される

今回の機能拡張は、ホワイトヘルスケア、およびMICINの各社と連携したオンライン服薬指導サービス。服薬指導とは、患者が薬を処方してもらう際に受ける、薬効や副作用などの説明のこと。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2020年4月から時限的特例措置として、オンラインでの服薬指導実施が可能となった。

このオンライン服薬指導を「auウェルネス」に加え、6月から開始しているオンライン診療サービス「curon for KDDI」と合わせて利用することで、受診から服薬指導までをスマートフォンでシームレスに利用 / 完結できるようになった。利用できるのは、ホワイトヘルスケアやMICINの服薬指導システムが導入されている薬局に限られる。

全体の流れとしては、まず医療機関検索から病院 / クリニックを予約し、ビデオ通話による医師の診察を受け、処方箋を希望する薬局に送付してもらう。次に、薬剤師から服薬指導を受ける日時を予約し、ビデオ通話で処方薬の効能 / 使用法 / 副作用などの説明を受ける。最後に、登録済みクレジットカードで決済を完了し、処方薬を対面 / 配送 / ロッカー受け取りなどで受け取るといった流れになる。決済については、au PAYによるサービスも今後提供予定。

  • ビデオ通話で医師の診察や薬剤師の服薬指導が受けられる

利用料金は、オンライン診療経由で「オンライン服薬指導システム」を利用する場合は無料。「オンライン診療システム」を利用する場合は、診察1回あたり330円がかかり、別途薬局からの処方薬代金や配送料金などが必要となる。