KDDIは6月24日、同社が提供する法人向けクラウドサービス「KDDIクラウドプラットフォームサービス(KCPS)」における専有型クラウドサービス「KCPSベアメタルサーバー」のオプションサービスとして、マネージドサービス「Rackspace Private Cloud powered by VMware」の提供を開始すると発表した。
「Rackspace Private Cloud powered by VMware」では、VMware仮想基盤の設計、構築から運用までを請け負い、企業の運用負荷を軽減する。
IDC Japanの調査によると、5GやIoTの活用シーンが増える中で、プライベートクラウドサービスの利用が拡大しており、2019年から2024年の国内プライベートクラウド市場は年間平均成長率が28.6%で推移すると予測されている。
KDDIが提供を開始する同オプションは、リソース利用状況や障害対応の状況を月次でレポートすることに加え、物理ホストのサポート終了時も新しいホストへ移行する。また、パブリッククラウドのAmazon Web Services(AWS)とプライベートクラウドのVMwareの両方を導入している、つまりハイブリッドクラウドを利用している企業も、「Service Blocks for AWS」と同オプションを組み合わせることで、ワンストップでマネージドサービスが利用できる。
なお、同オプションは月額料金にてKDDI、Rackspace Hosting、アイレットの3社で一元的にサポートするとのことだ。