フィリップス・ジャパンは6月8日、N95レベルのフィルターと電動ファンを搭載したマスク「ブリーズマスク」に、より小さな顔周りにぴったり装着できるキッズモデル「ブリーズマスク キッズ」を新たにラインナップ。販売を開始した。ブルーとピンクの2色で、価格は本体が10,780円。一箱5枚入の交換用マスクフィルターが1,595円となる。

  • ブリーズマスク キッズ

ブリーズマスク キッズでは、耳にかけるイヤーループのゴム紐を工夫。付け外しによって後頭部を一周させるヘッドループにもなるようにし、利用する子どもに合わせて装着の仕方を変えられるようにした。対象年齢は7歳以上。

  • 本体カラーはブルーとピンク。電動ファン（左）、マスク本体（右）、フィルター（下）で構成される

ヘッドループにすると、耳に負担をかけずに子どもの柔らかい肌や小さな顔周りに優しくフィット。マスクもずれにくくなり、長時間の装着でも子どもの苦にならないとしている。ゴム紐は一定以上の強い力が加わると外れる仕組み。万が一、紐が首に引っかかっても首が絞まる心配はない。

また、マスク着用時に内側から息を吐くとファンのLEDボタンが点滅するため、周囲の大人が子どものマスクの動作をひと目で視認できるようになっている。

  • ヘッドループの状態

日本電産製の電動ファンは、毎分38Lの空気を排出可能。ワンボタンで3段階に風量を切り替えられる。マスクの素材には、強度と柔軟性のバランスの取れた高品質なメッシュ素材を採用した。N95レベルのフィルターは、MP2.5や花粉の95%、細菌の99%、ウイルスの98.87%をカットするという。さらにUPF50+の性能によって紫外線から肌を守る。

本体サイズはW13.8×D11.2×H9.3cm。重さは約60g（電動ファン、フィルター含む）。電動ファンの電源方式はmicroUSBを利用した充電式。電動ファン駆動時間は約2～3.5時間（選択したファンの風量による）。充電時間は約3時間。本体購入時にはフィルターが1枚付属する。1枚のフィルターの使用時間は、使用地域のPM2.5濃度によって異なる。