PowerVision Japanは、折り畳んでポケットにしまえるコンパクトなスマホ用ジンバル「PowerVision S1」をMakuakeで5月25日に販売開始した。本体とスマホホルダーセットの一般販売予定価格は16,500円。カラーはモダンブラック、アップルグリーン、スカイブルーの3色。

  • PowerVision S1

iPhone12 Pro Max用のマグネット式スマホケースなどを同梱したセットなど、複数の応援購入プランを用意しており、執筆時点では目標額を大きく上回る169万円以上の支援が集まっている。6月27日までに支払いを完了した時点で応援購入が成立し、いずれも7月末までに配送する予定だ。

  • 左からスカイブルー、アップルグリーン、モダンブラックの3色

  • iPhone12 Pro Max用のマグネット式スマホケース。モダンブラック、アップルグリーンの3色展開

PowerVisionが長年ドローン開発で培ってきた技術を生かし、「(ジンバルを)折り畳んで本体内に収納する」という独自のデザインを採用しており、折りたたんだときは141.5×58.4×27.9mm(縦×横×厚さ)と、iPhone 12 Proよりもコンパクトなサイズに収めた。展開時のサイズは258.5×59.3×58.4mm(同)。重さは298g。

3軸スタビライザーを備え、スマホで手ブレを抑えた動画撮影が可能。マグネットを内蔵したスマホケースやスマホスタンド、スマホホルダーの3つの装着スタイルが選べ、手持ちのスマホを手軽にジンバルへ装着できる。

ジンバル本体から脚を伸ばして、三脚としても利用可能。また、底面には別売の三脚を装着できる1/4ネジ穴を備えている。

本体に4,120mAhの大容量バッテリーを内蔵。18W充電対応で、ジンバル自体は2時間でフル充電でき、最大15時間使える。さらに、内蔵バッテリーをモバイルバッテリーとして使うこともでき、ジンバルを充電しつつ、ワイヤレス充電対応のスマホやイヤホンにケーブルレスでチャージすることも可能だ。

日本語に対応した専用アプリ「Vision+S1」(6月中リリース予定)で、動画撮影・編集・SNS投稿まで行える。独自の機能として、TiktokやInstagramなどのライブ配信時に、人(配信者)の顔を認識してジンバルを自動制御でき、常にベストなアングルでとらえられるという「PowerFollowモード」を備えている。

アプリには他にもジェスチャーでのコントロールや、分身パノラマ撮影、タイムラプス撮影、スローモーション撮影、専用アプリ内でのみ使える自動追跡機能「スマートフォロー」などの機能を搭載している。

  • 人の顔を認識してジンバルを自動制御する「PowerFollowモード」の利用イメージ