楽天モバイルは5月6日、ソフトバンクによる楽天モバイルへの訴訟提起についてコメントを発表した。
ソフトバンクは2021年1月、楽天モバイルに転職したソフトバンク元社員がネットワーク技術に関わる営業秘密情報を不正に持ち出していたと発表。該当情報の利用停止や廃棄を目的とし、損害賠償請求を視野に入れた民事訴訟を提起するとしていた。ソフトバンクが2021年5月6日に発表した訴訟内容は、楽天モバイルおよび楽天モバイル元社員に対し、元社員がソフトバンク退職時に持ち出した営業秘密の利用停止および廃棄等、ならびに約1,000億円の損害賠償請求権の一部として10億円の支払い等を求めるとしたもの。
楽天モバイルはこれに対し、「本件について当社では社内調査を実施してきておりますが、ソフトバンク株式会社の営業秘密を当社業務に利用していたという事実は確認されておりません」と発表した。
また、訴状の送達を受け次第、内容を精査した上で、裁判において同社の正当性を主張していくとコメントしている。